FXのチャートで必ず表示させるローソク足。
ローソク足とはなんなのか、またどうやって形成されるのか。
そしてローソク足をみていると必ずでてくるヒゲ。
ローソク足の基本や、ヒゲをどのように活用していくか説明したいと思います。
ローソク足とは?
ローソク足とは日本で考案され、ローソクに似た形からその名が付きました。
ローソク足の形成は、始値から始まり高値安値をつけて終値で終わります。
文章だけだとややこしいので、画像で説明します。
ローソク足1本に注目してください。
ある一定の期間の開始時についた価格を始値
その期間で最も高くついた価格を高値
最も安いときの価格が安値
終了時についた価格を終値
といいます。
最初に説明した「始値から始まり高値安値をつけて終値で終わる」は、
矢印のように形成されるわけです。
このようにローソク足をみれば、価格がどのように動いていたかが一目で判断できます。
始値より終値のほうが低かった場合のローソク足を陰線
始値より終値のほうが高かった場合のローソク足を陽線
といいます。
ローソク足のヒゲとは?
青の線に囲まれている部分を実体
実体の上にできる細い線が上ヒゲ
実体の下にできる細い線が下ヒゲ
といいます。
このヒゲから読み取れること
ヒゲが出るということは、一度高値や安値を付けて反転しているということです。
画像の陰線の場合だと、始値から高値を付けに行ったけれど、反転して下落してしまった。ということが読み取れます。
ヒゲは売買の圧力の強さを見る指標になるのです。
ヒゲが長くなればなるほど、圧力は強いと判断出来ます。
ではこれを実際のチャートで見ていきましょう。
実際のチャートでのヒゲの有効性の確認
では実際にヒゲの有効性を確認していきましょう。
今まで上昇していた価格が、四角で囲った所のヒゲのあと、下落に転じています。
これは、上に行くのを否定された、売りの圧力が強い証です。
そして1本だけでなく、何本も上ヒゲがでていますよね。
複数本ヒゲがあるとなお信頼性が増します。
複数本ヒゲがあるとなお信頼性が増します。
大事なことなので2回書きました。
移動平均線+ヒゲ
なぜヒゲが出たのかを考えることも重要です。
この赤の四角の場合では、移動平均線MAが近くにありますよね。
移動平均線MAは抵抗体、支持体になると過去の記事に書きました。
まさにそれを証明しているのがこの上ヒゲ連発の四角の部分です。
「なんでかわからないけど上ヒゲがでている。ショート。」
よりも
「移動平均線MAで抑えられているから上ヒゲがでているんだな。ショート。」
下のほうが断然自信をもってエントリーできますよね。
レンジ相場とヒゲ
一定の値幅を上下している相場をレンジ相場といいますが、
レンジ相場でもヒゲは有効です。
画像内の赤丸、青丸を見てください。
すべてヒゲになって反発しています。
まとめ
- ローソク足とは始値で始まり高値安値をつけて終値で終わる。
- ローソク足を見れば価格の推移が確認できる。
- ローソク足の上にできるのは上ヒゲ、下にできるのは下ヒゲ。
- ヒゲは売買の圧力の強さを見る指標になる 。
- ヒゲが長くなればなるほど、反発の圧力は強い 。
- 逆にヒゲが全くない場合、ローソク足に勢いがある。
- 複数本ヒゲがあるとなお信頼性が増す。
- レンジ相場、移動平均線とヒゲは相性がいい。
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