ローソク足だけではよくわからない相場も、
インジケーターを表示させることによって
「現在の相場がどういった状況か」
ということがわかりやすくなります。
ここではインジケーターの基礎知識を解説していきます。
インジケータとは
インジケーターはFXのテクニカル分析をするときに使用します。
ローソク足だけではよくわからない相場でも
インジケーターを使用することによって分析しやすくなります。
そのインジケーターですが1種類だけではありません。たくさんあります。
1つ1つのインジケーターには特徴があり、得意不得意があるんです。
「そんなにたくさんあると、どれを選んでいいかわからない」
そんな考えが出てくると思います。
ですがそのインジケーターを大きく分けると、2つに分類できます。
トレンド系
トレンド系のインジケーターは、その名の通り、
トレンドを分析するのに適しています。
現在が下降トレンドなのか、上昇トレンドなのかを判断しやすくなります。
トレンド系のインジケーターは、ローソク足と一緒に表示されます。
なにも表示させていない画像と、4つトレンド系インジケーターを表示させた画像です。
何個も表示させてしまうと何が何だか分からなくなってしまうので、何か1つや2つに絞った方がいいと思います。
ここで代表的なトレンド系インジケーターを1つ紹介しておきます。
移動平均線
移動平均線はトレンド系インジケーターの1つです。
多くのトレーダーが使用しており、インジケーターといえば移動平均線という人が多いのではないでしょうか。
移動平均線が
上に向いていると上昇トレンド
下に向いていると下降トレンド
横ばいのときはトレンドレス
です。
インジケーター無
インジケーター移動平均線
インジケーター無しと、インジケーター有り移動平均線を表示させたチャート画像です。
比較してみてどうでしょうか。
ローソク足だけではパッと見ただけではどこがトレンドなのかわかりませんが、
移動平均線を表示させると、四角で囲った所がトレンドです。
わかりますでしょうか。
移動平均線が下向きになっているときは、ローソク足も徐々に下がっているのが確認できます。
横ばいのときはどうでしょうか。
ローソク足が上に下に振れていて方向感がないですよね。
このように移動平均線はトレンドを見るのに適しています。
もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
オシレーター系
オシレーター系は売られ過ぎ、買われ過ぎなどを教えてくれるインジケーターです。
効果を発揮できるのは押し目戻り目、レンジ相場(トレンドがでていない相場)や相場の転換場面です。
相場は永遠にトレンドが出続けることはありません。
必ずもみ合ってレンジになったり、意識されている価格に止められ転換してトレンドは終わります。
そのレンジや転換場面に、オシレーター系のインジケーターが役に立ちます。
チャートではローソク足の下に表示されます。
ここでも代表的なオシレーター系インジケーターを1つ紹介します。
RSI
RSIとは値動きの強弱を数値で表し、
今が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを判断します。
70%超えると買われ過ぎ
30%下回ると売られ過ぎ
と判断出来ます。
縦線の部分のRSIを見てください。
70%を超えています。買われ過ぎと判断できます。
買われ過ぎた価格はどうなったでしょうか。
チャートを見ると下がっていますよね。
そして30%付近まできました。そこから今度は売られているなと判断出来ます。
その後価格は上昇していきました。
このように買われ過ぎ売られ過ぎを分析することで、今後どちらに動くのか判断することができます。
まとめ
どうだったでしょうか。
インジケーターにはトレンド系とオシレーター系がある。
トレンド系はトレンドを判断するのに適している。
オシレーター系は押し目戻り目、レンジや転換場面に適している。
インジケーターを上手に使うことで、相場分析がしやすくなりますね。
自分好みのインジケーターを見つけて、相場を攻略していきましょう!
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