はじめに|ビットコイン2025カンファレンスが“アツい”理由
2025年、ビットコインをめぐる世界の流れが一段と加速してる。
ETFに機関投資家の資金がドカドカ流れ込んで、各国の法整備もじわじわ進んできてる。
「そろそろ次のフェーズかも?」って空気が、投資家の間でも高まってきたよね。
そんななか開催されるのが、世界最大級のビットコインイベント──
「Bitcoin 2025」カンファレンス。
世界中のビットコインマニア、投資家、開発者、政治家まで集まる、いわば“ビットコインのお祭り”。
僕自身、このイベントにめちゃくちゃ注目してる。
なぜかというと、
- 世界のビットコイン界隈が今、何を考えてるのか?
- 次に起こる“大きな変化”はどこにあるのか?
- 自分のBTC戦略、これで合ってるのか?
……そんなヒントが、このカンファレンスにギュッと詰まってる気がするから。
この記事では、開催前の段階で分かっている情報をもとに、
「ビットコイン2025はどんなイベントなのか?」
「注目の登壇者や話題テーマ」
をまとめながら、僕自身の視点で“どう活かすか”も語っていく。
イベント概要と見どころ
開催地・日程・規模
今年のビットコインカンファレンスは、
2025年5月27日〜29日、アメリカ・ラスベガスで開催される。
会場は「ヴェネチアン・コンベンション&エキスポセンター」。
主催はおなじみBTC Inc.。
参加者数はなんと35,000人超。
ブース出展企業は5,000社以上、総資産14兆ドル超を運用する機関投資家も参加予定ってことで、スケールがケタ違い。
去年(2024年)のナッシュビル開催でも2万人以上集まったけど、今年はその倍近い。
「過去最大」と言われてるのも納得。
どんな人たちが集まるの?
ざっくり言うと、こんな感じ:
- ビットコインに投資している個人投資家
- 企業のCEOや経営陣(特に上場企業)
- 国会議員・市長・金融庁関係者などの政治・行政系
- 開発者(Lightning、L2、セキュリティ系など)
- メディアやYouTuber、ポッドキャスター
特に最近は「企業によるBTC保有」や「州政府・国家レベルの備蓄」も話題だから、
政治×ビットコインの絡みが年々濃くなってる印象。
ビットコイン特化イベントの魅力
このカンファレンスの特徴は、
“あくまでビットコインに特化している”ってところ。
DeFi、NFT、アルトコイン、メタバース……みたいな雑多なテーマじゃなくて、
- ビットコインの思想
- 長期投資戦略
- マイニングや技術的アップデート
- 法律、税制、政治との関係
など、BTCにまつわることだけを深掘りする空気感がある。
いわゆる”BTCマキシマリスト”だけでなく、「ビットコインに本気な人たち」が集まる場所って感じ。
会場の雰囲気や去年の様子
2024年のナッシュビル開催時は、
- ロバート・F・ケネディJrが登壇したり
- 会場に本物の牛が登場して“Bitcoin Beef”が話題になったり
- ハードウェアウォレット各社の展示が盛り上がったり
……と、リアルとネットが融合した“カオスな熱気”だった。
X(旧Twitter)では
「#Bitcoin2024」で写真や動画が大量に流れてたし、
今年も「#Bitcoin2025」タグがすでに動き始めてる。
会場入り口の巨大なLEDスクリーン、BTCライトアップされたホテル外壁──
非日常感がすごい。
注目登壇者とスピーチ予定テーマ
この章では、登壇予定のスピーカーたちを紹介しつつ、
「なぜ注目なのか?」「過去はどんな発言をしてきたのか?」
そして「今年の登壇では何を話しそうか?」を僕の視点でまとめていく。
まずはこの人から。
マイケル・セイラー(MicroStrategy)
言わずと知れたBTCマキシマリスト。
MicroStrategyという上場企業として、2020年以降ビットコインを大量購入し、
「企業のバランスシートにBTCを置く」という発想を広めた立役者。
過去の登壇では、
「ビットコインはデジタルエネルギーだ」
「現金を持つことはリスクでしかない」
など、思想的なメッセージも多く、まるでビットコイン伝道師のような存在。
今年もきっと、
「さらなる買い増し計画」や「企業の財務戦略としてのBTC」について語ってくれるはず。
ETF時代に入った今、企業の動き方もアップデートされてくると思ってる。
JD・ヴァンス(米国副大統領)
2025年1月に第50代アメリカ副大統領に就任したJD・ヴァンス氏は、今回の「Bitcoin 2025」で初の副大統領登壇者として注目されている。
彼は以前から、政府の過度な金融介入や規制強化に懐疑的な立場を取っており、
「自由な通貨としてのビットコインの重要性」を公言してきた数少ない現職政治家のひとり。
スピーチでは、
- カナダでの抗議運動に対する口座凍結などの事例を引き合いに出し、
- 国家による中央集権的な金融統制のリスク
- ビットコインのような分散型資産の必要性
について言及する予定とされている。
会場での登壇は5月28日「Code + Country」セッション内で行われ、世界中にライブ配信もされる。
副大統領という立場でビットコインに触れること自体が歴史的で、
「ビットコインが国家レベルの議題に正式に上がった」と感じさせる瞬間になりそう。
シンシア・ルミス(米国上院議員)
米ワイオミング州選出の上院議員であり、「ビットコイン議員連盟(Financial Innovation Caucus)」の中心人物でもあるシンシア・ルミス。
米議会内でもっとも早くからビットコインを支持していた政治家のひとりで、 自らもBTCを保有していることを公表している。
2023年には、暗号資産に関する包括的法案「Lummis-Gillibrand法案」を提出。 ビットコインを“新たな資産クラス”として明確に位置づける動きを進めてきた。
今回のカンファレンスでも、
- 規制の方向性(SEC vs CFTC)
- 銀行業界との調和
- ステーブルコインやCBDCとの住み分け など、政策とビットコインの交差点にあるテーマを語ってくれるはず。
「規制のなかで、どうBTCの自由を守るか?」という彼女の視点は、 法整備フェーズに入った今のビットコイン界にとって、極めて重要な論点だと思ってる。
アレックス・グラッドスタイン(Human Rights Foundation)
HRF(人権財団)のチーフ・ストラテジー・オフィサーで、
ビットコインを「言論の自由」や「財産権の防衛」といった文脈で語る、思想派スピーカー。
アレックスはこれまで一貫して、
「中央集権的な国家や監視社会に対抗する手段としてのBTC」
を主張してきた。
特に2023〜2024年には、
- ベネズエラ、ミャンマー、レバノンなどの事例を紹介し
- ビットコインが命を守る「経済的避難所」になると訴えていた。
今年の登壇でもきっと、
世界中の弾圧地域でBTCがどんな役割を果たしているのか、
最新のリアル事例を紹介してくれるはず。
個人的には、「AI時代におけるBTCの自由性」についても聞きたいところ。
キャシー・ウッド(ARK Invest)
ARKのCEOとして、技術革新への投資を続けてきたキャシー。
ビットコインETFの旗振り役でもあり、BTCに対しては超強気の立場で知られてる。
過去には「2030年にBTCは100万ドルを超える」と明言。
彼女の講演はいつも、
- マクロ経済の動向(FRB政策や金利)
- テクノロジーの進化(AI・ロボティクスとの連携)
- 規制との関係
をミックスしながら語る“未来予測型”なので、投資家としてはめっちゃ参考になる。
2025年はETFが現実のものとなった今、
「次にARKが狙っているテーマ」にも注目したい。
ジャック・マラーズ(Strike)
Lightning Networkの決済アプリ「Strike」のCEO。
エルサルバドルのBTC法定通貨化を支えたキーパーソンでもある。
「誰でも1円からビットコインで送金できる世界をつくる」
をモットーに、決済×BTCの実用化を推進している人。
彼の過去発言では、
- 「BTCは支払いの未来」
- 「世界中のフィアットはクソだ(原文ママ)」
という強烈なメッセージも多く、登壇ではたびたび喝采を浴びてきた。
2025年の今回も、
「グローバル決済インフラとしてのBTC」や、
「米国以外でのユーザー拡大」などがテーマになりそう。
彼のスピーチは熱くて笑えるので、個人的にも毎年楽しみにしてる。
ナイエブ・ブケレ(エルサルバドル大統領)
ビットコインを法定通貨にした“世界で初めての国”のリーダー。
2021年にBTCを国家通貨にしたことで、世界中の注目を集めた。
過去のカンファレンスにもリモート登壇していて、
「中央銀行に依存しない国づくり」という強烈なビジョンを語っていた。
2025年現在、
- 観光業でのBTC決済導入
- 国債発行とビットコイン(ボルケーノボンド)
- マイニングと再生可能エネルギーの融合
など、国家としてのBTC戦略が本格化してきてる。
今年のカンファレンスでは、
「法定通貨化したその後、何がうまくいって、何が苦しかったのか?」
に踏み込んでくれることを期待してる。
ロス・ウルブリヒト(Silk Road創設者)
2025年1月、ドナルド・トランプ大統領から恩赦を受けたロス・ウルブリヒト。
Silk Road(ダークウェブ上のBTCマーケット)を開設した人物として、
長年収監されていた彼が、ついに公の場に登場。
ビットコイン史の中でも最も議論を呼んだ存在の一人。
彼の登壇は、「ビットコインと自由」「匿名性と責任」といったテーマを、
改めて考えるきっかけになると思ってる。
登壇時にどんな表情で、どんな言葉を発するのか。
それだけでニュースになるレベルの存在感。
ドナルド・トランプ・ジュニア & エリック・トランプ
トランプ前大統領の息子であり、共和党系の有力政治活動家として知られる兄弟。
父親が大統領に返り咲いた2024年以降、ビットコインにも積極的に言及。
カンファレンスでは、
- 政治とBTCの関係
- 税制(キャピタルゲイン免除など)
- 国家としてのBTC導入可能性
などに触れる可能性がある。
「政治家がBTCを支持する時代」が本格的に始まった今、
彼らのような若手保守系のリーダーの意見は無視できない。
ナイジェル・ファラージ(英国政治家)
イギリスの元政治家で、EU離脱(ブレグジット)を推進した人物。
彼の登壇は意外だったけど、
テーマは「国家主権とビットコイン」。
EUという超国家組織からの脱却を掲げていた彼にとって、
「中央集権からの自由」というビットコインの思想は、親和性が高い。
金融政策の自立性、CBDC(中央銀行デジタル通貨)との対比、
そして「市民の自由を守る通貨」としてのBTCについて、
保守思想の立場から語られることになりそう。
話題になりそうなテーマ・トレンド予想
ここからは、今年の「Bitcoin 2025」で注目されそうな“トレンド”や“議論の的”になりそうなテーマを紹介していく。
過去のカンファレンスの流れや、今年の世界情勢、そして登壇者の顔ぶれから見えてくる“焦点”を、僕なりに整理してみた。
ETFと機関投資家の資金流入
2024年に承認された現物ビットコインETF。
ブラックロックやフィデリティといった巨大ファンドを中心に、
機関投資家の資金がついにビットコインに“本格参入”した。
今年5月時点では、
- 現物ETF全体の累計流入額は約330億ドル超(※2025年5月時点)
- 一部ETFは「S&P500入り」すら視野に入る規模に
というニュースも出ていて、価格だけでなく市場構造そのものが変わってきている。
今回のカンファレンスでは、
- 「ETFが個人投資家にもたらすメリットとリスク」
- 「ETFを通じて誰がBTCをコントロールするのか?」
- 「マイケル・セイラーはETFをどう見ているのか?」
などが議論されそう。
“ETF時代のビットコイン投資戦略”は、絶対外せないテーマ。
国家によるBTC備蓄と法定通貨化の進展
エルサルバドルに続いて、
- アルゼンチンの新政権がBTC支持を表明
- アメリカの一部州(テキサス・ニューハンプシャーなど)が準備金としてBTC導入法案を可決
- 日本でも与党内で「ビットコインの会計基準」見直し議論が進行中
と、“国家・自治体がBTCをどう扱うか”がグローバルな関心事になっている。
登壇する政治家たち──JD・ヴァンスやナイエブ・ブケレ、ナイジェル・ファラージ──が、
この点にどんなメッセージを投げるかは要注目。
「備蓄資産としてのBTC」が国家議論に乗る時代が、ついに始まった感覚。
マイニングとエネルギー問題
2024年のビットコイン半減期を経て、
マイナーの収益は一気に落ち込んだ。
その影響で、
- 採算の合わない国・地域からマイナー撤退
- 安価な電力を求めて南米・アフリカへの移転
- 再エネとの共存モデル(火山・風力・水力など)
が急加速している。
2025年のテーマとしては、
- 「マイニングと環境の両立は可能か?」
- 「国家主導マイニングは是か非か?」
- 「電力インフラとの協調」
あたりが議論の中心になりそう。
ブケレ大統領のスピーチが、ここに触れてくる可能性も高い。
ビットコイン × AI
ここ1年で、ビットコインとAIの“融合領域”が一気に話題になってきた。
- ChatGPTなど生成AIの台頭
- 分散型AIプロジェクトの増加(例:Bittensor、Ocean Protocolなど)
- Lightning Network × AI Bot の実験
など、「AIがBTCを使って動く世界」への可能性が語られるようになってきた。
カンファレンスでは、
- 「AIがビットコインをどう使うのか?」
- 「Lightning NetworkがAPIになる時代」
- 「中央集権AI vs 自律型AI × BTC」
といったテーマに触れるセッションがある見込み。
キャシー・ウッドや技術系登壇者がこの領域をどう語るのか、楽しみにしてる。
規制と税制の変化
最後に外せないのが、“法律”と“税金”の話。
2025年の時点で、各国が少しずつBTCに関する制度をアップデートしてきている。
たとえば:
- 米国:BTCキャピタルゲイン課税の見直し議論(共和党主導)
- 日本:暗号資産の法人税ルール・評価見直しへ進展
- EU:MiCAによる包括的な規制体制がいよいよ本格稼働
さらに、「ビットコインETFと税制の関係」や、
「ステーブルコインやCBDCとの区別」も論点に。
政治家・官僚系の登壇者が増えてきたことで、
「ビットコインが制度の中に組み込まれる未来」がいよいよ現実味を帯びてきた。
僕が注目している理由と“備え”
ここまで読んでくれた人なら、
「このイベント、ただの“ビットコイン好きの集まり”じゃないな」って感じたと思う。
僕がBitcoin 2025を特に注視してる理由は、単純。
「今後の戦略を見直すきっかけになる」から。
ここでは、カンファレンスをどう活かすか?
そのために“どんな視点で見ておくと得なのか?”を、まとめておく。
1. 「ETF時代の投資戦略」を整理する
機関投資家の参入で、ビットコイン市場は以前とは違う動きを見せ始めてる。
今後起こり得るのは、
- ボラティリティの低下(≒安定性)
- 長期資金の流入
- 政治的なポジション形成(=政策次第で価格に影響)
だからこそ、
「これからのビットコインは“どう付き合うか”が大事」だと思ってる。
- 積立ペースをどうする?
- 一括投資のタイミングは?
- 現物ETF vs 現物ウォレットの住み分けは?
この辺の問いに対して、
スピーカーの発言からヒントを拾っておきたい。
2. 「どの国が本気か?」を見極める
政治家や副大統領まで登壇する今、
「国レベルでBTCをどう位置づけるか」が明確になってきてる。
- アメリカ:共和党政権とBTCの距離感は?
- エルサルバドル:BTC通貨化の“その後”は?
- 日本:税制緩和や規制緩和は進むのか?
カンファレンスでの発言内容や、各国の参加状況を見て、
「次にBTCに追い風が吹きそうな国」を見極めることは、
自分の資産戦略にも直結すると思う。
3. テクノロジー動向から「次の波」を探る
Lightningやマイニングだけじゃなく、
2025年のテーマとして浮上してきたのがAIとBTCの融合。
- 自動売買系のAI × ウォレット統合
- Bot決済にBTCを活用するモデル
- 分散AIとBTCインセンティブ設計
こういった領域がどれだけ現実味を帯びてるのか、
登壇者のプレゼンから情報を拾っておきたい。
未来のトレンドがここから始まるかもしれないから。
4. すぐできる「行動リスト」
実際にこのカンファレンスを見た後、
何をすれば“次の一歩”になるか?を先に用意しておく。
僕はこんなリストを用意してる:
- ETF vs 現物ウォレット、自分に合う保有スタイルを考える
- ハードウェアウォレット(LedgerかTrezor)を見直す
- 「BTCをどう利活用するか?」を再検討(レンディング・ステーキング等)
- 気になったスピーカーの本やSNSをフォローして深掘り
- ブログやSNSでの情報発信(=アウトプットで思考整理)
ただの“お祭り”で終わらせず、
「BTC戦略をアップデートする機会」として活かしたい。
まとめ|2025年のビットコイン戦略はここから変わる
「Bitcoin 2025」は、単なるイベントじゃない。
ここに登壇するスピーカー、発表される情報、議論されるテーマ──
そのすべてが、「これからビットコインがどう進化するか」を占うヒントになる。
ETFによる資金流入、国家備蓄、AIとの融合、税制の転換。
2020年代前半に芽生えていた小さな兆しが、
ここに来て“現実のシナリオ”として動き出している。
このカンファレンスを通して、
「自分のビットコインとの向き合い方」を一度リセットしてみる。
そして、次の一歩を冷静に決めていく。
それがこのイベントの、本当の価値だと思ってる。
この記事が、少しでも戦略のヒントになればうれしい。
もしこの記事を読んで「自分もビットコインを始めたい」と思った人へ
ETFだけじゃなく、自分でBTCを“ちゃんと持つ”ことも、まだまだ重要です。
僕は【コインチェック】を使って実際に購入&保管しています。
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