1. はじめに
仮想通貨を買うためには、まず取引所の口座を開設する必要があります。
でも実際に調べてみると「どこも同じに見えるけど、何を基準に選べばいいの?」と迷ってしまう人が多いと思います。
僕自身も最初は「有名なところなら安心かな?」くらいの気持ちで調べ始めたのですが、よく見ると取引所ごとに手数料・セキュリティ・アプリの使いやすさに大きな差があるんですよね。
この違いを知らずに口座を作ってしまうと、「もっと安く買えたのに…」「思ったより不便だった…」と後悔することになりかねません。
そこでこの記事では、主要な仮想通貨取引所を一覧で整理し、比較できるように表も交えてわかりやすく紹介します。
最後には「総合的にバランスが良いのはどこか」「手数料・使いやすさで選ぶならどこか」という僕なりの結論もまとめました。
これから口座開設を考えている人にとって、取引所選びの参考になればうれしいです。
2. 取引所を選ぶときにチェックすべきポイント
仮想通貨取引所は国内だけでも複数ありますが、それぞれ特徴が大きく違います。
口座を開設する前に、以下のポイントを押さえておくと失敗しにくいです。
金融庁に登録されているか
国内で安心して使うためには、金融庁登録済み業者であることが必須です。
無登録の取引所を利用すると、トラブルがあっても保護を受けられません。
手数料(取引所/販売所)
仮想通貨の売買コストは、取引所によって大きな差があります。
- 取引所形式:ユーザー同士で売買するため手数料が安い(bitbankなど)
- 販売所形式:運営会社との売買で、表示上は無料でもスプレッドが実質的なコスト
出入金のしやすさ
- 日本円の入金方法(銀行振込・クイック入金など)
- 出金手数料(数百円〜数百円台と取引所によって差あり)
- 仮想通貨の出金手数料も銘柄ごとに異なるため要確認
セキュリティ体制
- コールドウォレット保管
- マルチシグ対応
- 二段階認証の有無
- 過去のハッキング被害の有無
安心して資産を預けられるかどうかはここで決まります。
アプリの使いやすさ
多くの人はスマホで取引するので、アプリのUIや操作性は非常に重要です。
「板取引がアプリでできるかどうか」もチェックポイントのひとつ。
サポート体制
トラブル時にすぐに問い合わせできるかも大事です。
- メールやチャット対応の有無
- 返信スピード
- FAQの充実度
3. 主要な仮想通貨取引所一覧
ここからは、日本で代表的な4つの取引所を紹介します。
それぞれに強みと弱みがあるので、自分の投資スタイルに合った取引所を選ぶのが大切です。
bitbank(ビットバンク)
特徴
- 取引所形式メインで使えば手数料を抑えやすい
- 金融庁登録済み・コールドウォレット100%運用
- 板取引がスマホアプリで完結できる
メリット
- メイカー取引で手数料がマイナス(報酬がもらえる)
- セキュリティ体制が充実している
- アプリがシンプルで直感的に使える
デメリット
- 販売所のスプレッドは広め
- 入金方法は銀行振込のみ
おすすめタイプ
→ コストを抑えて長期投資したい人
Coincheck(コインチェック)
特徴
- 国内で知名度No.1、利用者数が多い
- デザイン性の高いアプリで直感的に操作できる
- 仮想通貨積立サービスも人気
メリット
- アプリが初心者にとって圧倒的に使いやすい
- 取扱銘柄数が豊富
- 少額(500円〜)から購入できる
デメリット
- 販売所メインなのでコストは高め
- 過去に大規模流出事件があった(現在は改善済み)
おすすめタイプ
→ とにかく簡単に始めたい人
GMOコイン
特徴
- GMOインターネットグループ運営
- 入出金手数料が無料
- 取扱銘柄数が国内でもトップクラス
メリット
- 日本円出金が無料
- 銘柄数が豊富でアルトコイン投資に強い
- 取引所でも比較的低コスト
デメリット
- 取引画面がやや複雑で初心者には難しいと感じることも
- キャンペーン以外では派手さは少なめ
おすすめタイプ
→ 色々な銘柄を低コストで取引したい人
SBI VCトレード
特徴
- 大手金融グループSBIが運営
- セキュリティやガバナンス面で安心感が強い
- 法人・機関投資家の利用も多い
メリット
- 大手金融系ならではの信頼性
- サポート体制が安定している
- 出金手数料が安い(145円〜)
デメリット
- 取扱銘柄数が少なめ
- アプリはやや硬派でシンプルさに欠ける
おすすめタイプ
→ 安心感を最優先にしたい人
4. 比較表でまとめ
主要な仮想通貨取引所4社を、手数料・出金・特徴・おすすめタイプで整理しました。
取引所 | 取引手数料(取引所) | 日本円出金手数料 | 特徴 | おすすめタイプ |
---|---|---|---|---|
bitbank | Maker −0.02% / Taker 0.12% | 3万未満550円 / 3万以上770円 | コールドウォレット100%運用、板取引がスマホ完結 | コスト重視で長期投資したい人 |
Coincheck | 無料(実質は販売所スプレッドあり) | 407円〜 | アプリが直感的、知名度No.1 | とにかく簡単に始めたい人 |
GMOコイン | Maker −0.01%〜 / Taker 0.05%〜 | 無料 | 銘柄数が豊富、日本円入出金が無料 | 色々な銘柄を取引したい人 |
SBI VCトレード | Maker −0.01%前後 / Taker 0.05%前後 | 145円〜 | 大手金融グループ運営、セキュリティ◎ | 安心感を最優先にしたい人 |
5. まとめ
仮想通貨取引所と一口にいっても、手数料・セキュリティ・アプリの使いやすさなど、それぞれに強みと弱みがあります。
今回紹介した4社をあらためて整理すると
- 総合バランスなら → bitbank
- 操作性重視なら → Coincheck
- コスト&銘柄数なら → GMOコイン
- 安心感で選ぶなら → SBI VCトレード
取引スタイルや重視するポイントによって最適な取引所は変わりますが、迷ったら bitbankをメイン口座にして、サブとして他の取引所も持つ のが安心です。
僕のメイン口座ももbitbankです。
複数の口座を開設しておけば、急なメンテナンスや出金遅延のリスク分散にもなります。
仮想通貨は「どこで買うか」で投資効率や安全性が変わります。ぜひ自分に合った取引所を選んで、安心して第一歩を踏み出してください。
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