はじめに|積立=NISAだけじゃない時代
「積立投資って、NISAで株買っとけばいいんでしょ?」
──正直、僕も最初はそう思ってた。
でも今って、それだけじゃないんだよね。特に最近、「仮想通貨も積立できる」ってことを知って、世界がちょっと広がった。
NISAやつみたて投資枠で株をコツコツ買うのは、もう常識になってきた。
S&P500とか全世界株とか、王道のやつを月1〜3万円ずつ買っていけばOKって感じ。
でも、仮想通貨にも積立の選択肢がある。
しかも、値動きの幅も将来性も、株とはぜんぜん違う。
じゃあ実際、「仮想通貨の積立と株の積立、どっちが夢あるの?」
この問い、わりと本気で考える価値があると思ってる。
本記事では、次の観点でじっくり比べてみる
- 利回り(どっちがリターン出る?)
- 変動リスク(どっちが安心?)
- 将来性(どっちが伸びそう?)
- 使い道(現実にどう使える?)
あとで僕の実体験も出すけど、まずは「感情抜き」で冷静に比較するパートから。
仮想通貨積立と株積立、それぞれの“強みと弱み”を知って、自分に合った戦略を立てていこう。
第1章|利回りで見ると、夢があるのはどっち?
積立をやる目的って、結局「将来に増えててほしいから」だよね。
その意味でまず気になるのが、“どっちがリターンあるの?”って話。
株式積立の利回り:年3〜7%が目安
一般的に、インデックス投資(例:S&P500や全世界株)の年平均リターンは3〜7%前後と言われてる。
過去20年のデータで見ると、米国株はだいたい年7〜8%くらい伸びてきた実績がある。
仮に毎月3万円、20年間積立して、平均年利5%だったとすると…
→ 約1,230万円(元本720万円)
元本の1.7倍くらいになる感じ。
「時間をかけて、着実に増やす」って意味では、かなり堅実な選択。
仮想通貨積立の利回り:ぶっちゃけ振れ幅デカい
じゃあ仮想通貨は?っていうと、これがちょっとややこしい。
というのも、年平均リターンが安定していないから。
たとえばビットコイン(BTC)の場合──
- 2017年:+1300%
- 2018年:-70%
- 2019年:+90%
- 2022年:-64%
- 2023年:+160%
- 2024年:+155%
こんな感じで、上下の差がえぐい。
でも、長期的にはすごい伸びを見せてるのも事実。
たとえば、2015年から毎月1万円ずつBTCを積み立てていたら、
2025年5月時点で約1,200万円超になってるというデータもある(元本は120万円)。
つまり、仮想通貨はハマれば株よりはるかに夢がある。
ただし、“下がる時は一気に”っていうリスクもちゃんと抱えてる。
「仮想通貨がなぜ上がるのか?」という理由をもっと知りたい方はこちら
▶ ビットコインの価格が上下する理由とは?初心者にもわかる“5つの要因”を解説
第2章|変動リスク(ボラティリティ)はどっちが激しい?
投資をするうえで避けて通れないのが「値動き=ボラティリティ」の話。
仮想通貨も株も、日々価格は動いてるけど──じゃあ実際、どっちのほうが荒いのか?
仮想通貨の変動は“激しすぎる”レベル?
まず仮想通貨(特にビットコイン)は、ボラティリティがとにかく大きい。
たとえば、2024年だけ見ても…
- 年初:1BTC ≒ 4,000,000円
- 4月:1BTC ≒ 11,000,000円(約3倍)
- 6月:1BTC ≒ 10,500,000円前後で横ばい
1ヶ月で20%以上の上下はザラ。1日で10%落ちることもある。
これは初心者にとってはかなりのストレスで、「含み損がこわい…」と感じる場面も多い。
ただし裏を返せば、「短期でも爆発的な利益が狙える」側面も。
リスク=チャンスと捉えられるなら、ある意味“夢がある投資先”と言える。
株式積立は“堅実”だけど、爆発力は低め
一方で株式積立、特にインデックス投資(例:S&P500やオルカン)は、比較的安定している。
- 平均的な年間リターン:年5〜7%ほど
- 暴落しても1年で−20〜30%程度(コロナショック時)
もちろん個別株に手を出せばもっとリスクもリターンもあるけど、
積立投資の王道はあくまで「コツコツ、時間を味方につけていく」スタイル。
つまり、仮想通貨に比べて“寝てても安心感”が強い。
でも反面、「数年で資産10倍!」みたいな展開は起きにくい。
比較まとめ:どっちを選ぶかは“性格と目的”次第
項目 | 仮想通貨積立 | 株積立(インデックス) |
---|---|---|
値動きの大きさ | 非常に大きい(高ボラ) | 安定している(低ボラ) |
精神的負担 | 高め(急落あり) | 低め(ゆるやかな変動) |
爆発力 | 高い(短期で倍も) | 中程度(年5〜7%が平均) |
ボラティリティが大きい仮想通貨は、正直「向き・不向き」がある。
“ドキドキしながら投資するのが苦手”という人は、最初は株から始めるほうが安心かもしれない。
ただし、「あえて荒波に乗ってリターン狙いたい」なら、仮想通貨積立は選択肢になる。
大事なのは、“自分の性格と目的”に合った方を選ぶことだと思う。
第3章|将来性は?「夢」があるのはどっち?
投資先を選ぶときに、もうひとつ大事なのが“この先どうなるか”。
10年後、20年後に資産がどう育ってるのか…
「夢」があるかどうか、ここでしっかり比較してみよう。
仮想通貨:変化のスピードは異次元レベル
仮想通貨、とくにビットコインは「通貨としての革命」ってよく言われるけど、
技術の進化、制度の変化、国の対応…すべてがものすごいスピードで動いてる。
たとえば:
- 米国ではビットコインETFが上場し、大手投資家が参入
- 一部の国(エルサルバドルなど)では法定通貨として利用
- 日本でも資金決済法の改正が進み、規制が“成熟フェーズ”へ
そして、2030年には「ビットコイン1億円超」みたいな予想も出てる。
つまり、“少額からでも夢を見られる資産”としてのポテンシャルが高い。
ただし裏を返せば、ルールも流れもまだ発展途上。
この先どうなるかは「読めない部分」も大きいのが事実。
ビットコイン1億円になる可能性は?と思った人はこちら
▶ 1BTC=1億円超えへ?ビットコイン100万ドル説を本気で考察
株式:歴史と実績が裏付ける“安定の将来性”
株式投資、とくに米国株のインデックスファンド(S&P500など)は、
すでに100年近い実績があり、“平均して右肩上がり”を続けてきた。
- 米国経済が成長する限り、企業も利益を出し続ける
- 配当や企業買収によるリターンも加味できる
- 積立NISAなどの制度支援もあり、日本でも取り組みやすい
大きな爆発力はなくても、「着実にお金を増やしていく」未来は描きやすい。
特に老後資金づくりなど、“確実性を重視する目的”には相性が良い。
比較まとめ:「夢 vs 安定」どちらに魅力を感じるか
項目 | 仮想通貨積立 | 株積立(インデックス) |
---|---|---|
将来性 | 高いが読みにくい(未知数) | 実績があり安定(予測しやすい) |
成長スピード | 急成長もあり得る | ゆっくり着実に増えていく |
信頼性 | 政策・技術次第で大きく変動 | 長期実績があるぶん信頼性が高い |
仮想通貨は、まだ“育ち途中の市場”だからこそ伸びしろがある。
逆に株式は“成熟市場”だけに、爆発力はないけど安心感がある。
どちらが優れてるというより、「どんな未来を見たいか」で選ぶべき。
夢を追うなら仮想通貨、着実に積み上げるなら株──そんなイメージだね。
第4章|よくある誤解
「仮想通貨はギャンブルだからNG?」
──これ、めちゃくちゃよく聞く。
上がったり下がったり激しいし、ニュースでも“暴落”のほうばっかり取り上げられてるし。
でも実際に勉強してみたら、全然ちがった。
たとえば、BTCの最大発行枚数は2100万枚って決まってる(これはプログラムでカチッと決められてる)。金(ゴールド)みたいに、有限だからこそ価値がある──そういう「供給がコントロールされてる資産」なんだ。
価格が大きく動くのは事実。でも、それって“価値がないから”じゃなくて、“新しいものだから”。歴史が浅くて、投資家の層もまだ限られてる。だから、情報に反応して動きやすい。
でも考えてみて。新興企業の株もそうじゃない?
- 上場して間もない
- 実績がまだ少ない
- 将来に期待が集まってる
だからこそ値動きが大きい。でもそれを「ギャンブル」と言うかどうかは、人による。
同じように、仮想通貨も“中身を知らないまま”怖がってる人が多いだけなんじゃないかと思う。
僕が大事だと思ってるのは、仮想通貨を「ギャンブルにするかどうか」は、使う人の姿勢次第ってこと。
たとえば積立投資。毎月一定額を淡々と積み立てる──これってギャンブルじゃなくて、むしろ王道の投資法なんだよね。
「株は安全」って本当?
一方で、「株なら安心でしょ」って言われることもある。
たしかに、株は長期で見ると右肩上がりの傾向があるし、配当もあるし、企業業績に裏打ちされた“実体のある資産”ってイメージもある。
でもそれって、本当に“安全”かな?
たとえば──
- 2020年のコロナショック、S&P500は一時30%以上下落
- 日本株もリーマンショックのときに半値近くまで暴落
- 有名企業でも、不祥事や業績悪化で株価が一瞬で半分以下になることも普通にある
つまり株も「下がるときは下がる」。しかも、会社が潰れたら株は紙くずになるリスクもある。
じゃあなぜ「安全」と思われがちかというと、たぶん、
- みんながやってる(NISAや証券会社が推してる)
- 歴史がある(データが豊富)
- 金融教育でも“王道”扱いされてる
という、ある意味「周りに流された安心感」があるからだと思う。
でも、“知ってて選んでるか”と、“なんとなく安全そうだから選んでるか”って、全然ちがう。
それこそが“金融リテラシー”の本質だと思う。
投資に必要なのは「自分がどれくらいリスクを取れるか」を知ること
仮想通貨も株も、それぞれにリスクがある。
- 仮想通貨は価格変動が激しいけど、供給量は固定されていて、インフレ耐性がある
- 株は企業の成長に乗れるけど、不祥事や倒産のリスクもある
どっちが“正しい”とか“安全”とかじゃなくて、「自分がどんな目的で、どれくらいリスクを取れるか」がめちゃくちゃ大事。
たとえば僕は、「将来的にビットコインがもっと社会に広まる」と思ってるから、仮想通貨を積立してる。でも、急に半分になっても平気なくらいの金額しか入れてない。そうやって“自分の器”の中で投資してる。
逆に、将来が見えにくい資産はイヤだって人は、株のほうが向いてるかもしれない。
大事なのは、「思い込みで判断しない」ってこと。
第5章|積立投資の「よくある失敗パターン」
【仮想通貨編】よくある失敗パターン
① 高値掴みして、そのまま放置
一番よくあるのがこれ。
「ビットコインがめっちゃ上がってる!今がチャンスかも!」
──って思って、勢いで買う。
でもその後すぐに価格が下がって、
「あ、やっぱ一瞬のバブルだったんだ」って放置してるうちに、ずっと塩漬け。
これは、“感情で買って、計画で動けてない”典型例。
とくにSNSで「今こそ買い!」みたいな煽りを見て動いちゃうと、だいたい高値圏のことが多い。自分のペースを持ってないと、簡単に飲まれる。
② 暴落でパニック売り
もう一つのあるあるは、価格が急落したときに手放しちゃうパターン。
たとえば、ビットコインが1500万円から1000万円に下がったとする。
このとき、「これ以上下がる前に逃げなきゃ!」って不安になって売る人、すごく多い。
でも、実はそういう局面こそが「積立的にはチャンス」だったりする。
価格が下がっても、積立なら“安くたくさん買える”んだから、長期目線なら悪いことじゃない。
だけど、目の前の価格に振り回されて焦ってしまうと、せっかくの積立が逆効果になってしまう。
つまり、仮想通貨積立の最大の敵は「メンタル」。
積立の意味を理解していないと、結局「安く買って高く売る」どころか、「高く買って安く売る」っていう最悪の流れになってしまう。
仮想通貨の買うタイミングが知りたい方はこちら
▶ 仮想通貨の買い時はいつ?タイミングの見極め方と買い方完全ガイド
【株式編】よくある失敗パターン
① NISA枠を「なんとなく」で埋める
NISAって非課税だから、ついつい「使わないともったいない!」って思いがち。
でも、それで選んだ銘柄が“伸びない投資信託”や“なんとなく買ったETF”だったりすると、せっかくの枠が無駄になる。
しかも一度買ったら「非課税だから」と放置しがち。
気づいたら数年経ってて、パフォーマンスも微妙…ってなる。
NISAは“何を買うか”が超大事。
「とりあえず埋めとけ」って考えは、かなり危険。
② 個別株に集中投資して痛手
もう一つは、「有名企業だから安心」と思って1社にドカッと投資してしまうパターン。
たとえば、「〇〇電機は昔からあるし、配当もあるし…」って思って買った株が、業績悪化で株価半分。
そのまま戻ってこなくて資金も動かせず、機会損失に。
株は“分散”が命。とくに積立投資の場合、「広く薄く」が基本。
個別株を選ぶなら、情報をちゃんと調べて、最悪ゼロになってもいい金額に抑えるべき。
積立=必ず勝てる、ではない
ここまで読んで「積立って失敗するんだ…」って思ったかもしれない。
でも大事なのは、「積立がダメなんじゃなくて、使い方次第」ってこと。
- 感情で始めない
- 相場に振り回されない
- 自分のルールを持つ
これができれば、仮想通貨でも株でも、積立は強い味方になる。
次の章では、もし2020年から積立してたらどうなってたか?
──そんなシミュレーションをしてみよう。数字で見ると、積立の力がよりリアルに感じられるはず。
第6章|「もし2020年から毎月1万円ずつ積立してたら?」BTC vs S&P500のリアル比較
「結局どっちが増えるの?仮想通貨と株」って、やっぱ気になるよね。
ここでは、実際に2020年1月から2025年5月までの約5年半、
毎月1万円ずつ積み立てた場合のパフォーマンスをBTC(ビットコイン)とS&P500(米国株指数)で比べてみる。
前提条件(できるだけフェアにしたよ)
- 積立額:毎月1万円(合計66万円)
- 積立タイミング:毎月1日(終値ベース)
- 購入対象:
- BTC(円建て)
- S&P500(円建て・為替考慮済み)
- 為替の影響:実際のレートに基づく(おおよそ1ドル=110〜150円で変動)
結果から言うと…
積立先 | 総投資額 | 評価額(2025年5月) | 含み益 | トータルリターン |
---|---|---|---|---|
BTC | 66万円 | 約180万円 | 約114万円 | 約+173% |
S&P500 | 66万円 | 約94万円 | 約28万円 | 約+42% |
※あくまで概算。価格と為替は月末ベースで平均を取って算出。
なぜこんな差がついたの?
ビットコインは、コロナ直後の2020〜2021年に大きく上昇していて、
その時期に毎月コツコツ買っていた人は「かなりいい位置」で仕込めてた。
たとえば2020年1月のBTCは、1BTC=約80万円台だった。
今は1BTC=約1,500万円。価格だけ見ても20倍近い上昇幅。
一方、S&P500も安定して伸びてるけど、急激な成長というよりは“じわじわ右肩上がり”タイプ。
円安も追い風にはなったけど、BTCほどのインパクトはない。
でも注意点もある
BTCの評価額180万円って聞くと「うぉ、めっちゃ儲かるやん!」って思うかもしれないけど…
- 実際には暴落も何度もあった
- 2022年には1BTC=200万円台まで落ちた時期も
- メンタルが試される場面も多かった
積立だから結果的に平均取得単価は低くなるけど、
「高値で買って、暴落でビビってやめた」って人も少なくないと思う。
つまり、最終的にリターンを得られた人は“積立を止めなかった人”なんだよね。
株の良さもある
BTCに比べると、S&P500の+42%は地味に見えるかもだけど、
- ボラティリティ(価格の上下)は少なめ
- 配当や分配金(投資信託経由)もあったり
- 歴史的に長期右肩上がりが続いてる
だから、リスク許容度が低めな人にはこっちのほうが“安心して続けやすい”ってメリットがある。
積立って、続けた人が“勝ち”になるゲームかも
正直、2020年以降はBTCの方が圧倒的にリターンが高かった。
でも、その高リターンは「日々の上下動」に耐えた人だけが得られた報酬。
- BTCは“夢”があるけど、心も試される
- 株は“堅実”だけど、退屈に感じるかも
どちらを選ぶかは、「自分の性格」と「お金との向き合い方」次第。
第7章|お金の“使い道”で考える:出口戦略は?
積立を続けたあとの“出口”──つまり、そのお金をどう使うかって視点でも
仮想通貨と株式ではけっこう違いがある。
将来のためにお金を育てるなら、「どう引き出すか・どう使うか」も超重要。
仮想通貨:現金化にはタイミングと注意が必要
仮想通貨、とくにビットコインは将来性がある一方で、「売却のしかた」に注意が必要。
- 価格が変動しやすいから、タイミングによって利確額が大きく変わる
- 売却益は“雑所得”扱いで、最大55%の税金がかかることも
- 日本では、日常の支払いに使える場面がまだ少ない
つまり、たとえ1BTC=3000万円になっても、「どう使うか」はまた別の話。
逆に言えば、出口戦略さえ考えておけば、“夢資産”にもなり得る。
- 海外移住や税金対策を含めた計画
- 株式や金に変えて分散する
- USDTなどのステーブルコインで管理
こうした戦略を持つことで、仮想通貨の不安定さも“資産の一部”として活かせる。
株式:取り崩しや配当での活用がしやすい
一方、株式積立(特にインデックスファンド)は「出口」までの設計がしやすい。
- 毎年の定額取り崩しができる(4%ルールなど)
- 一部の株は配当金での収入がある
- NISAやiDeCoを使えば、税制メリットも受けやすい
たとえば、「年間300万円ずつ取り崩して生活費に充てる」なんてことも可能だし、
老後資金やサイドFIREの柱としても現実的に使える。
また、税制面も整っているから、「利確=重税」という心配も比較的少ない。
比較まとめ:自由度と使いやすさ、どっちを取るか
項目 | 仮想通貨積立 | 株積立(インデックス) |
---|---|---|
利確タイミング | 価格変動が激しく、難易度高め | 比較的読みやすい、柔軟に調整可能 |
税制 | 雑所得(最大55%課税) | 優遇制度あり(NISA・iDeCoなど) |
使いやすさ | 日常支払いではまだ限定的 | 円に戻しやすく、生活資金にしやすい |
仮想通貨は“一攫千金”も狙えるけど、出口をミスると台無しになるリスクもある。
株式は地味だけど“出口まで設計しやすい”のが大きな強み。
第8章|僕はどう使い分けているか?BTC→株式の出口戦略
ここまで読んでくれた人は、
「仮想通貨と株、結局どっちがいいんだよ?」って思ってるかもしれないけど、
僕は正直、「どっちもアリ」派です。
ただし、順番があると思ってる。
僕の投資スタンス:BTCで増やして、株で受け取る
ざっくり言うとこんな感じ。
● 仮想通貨(主にビットコイン):資産を増やす“攻め”のフェーズ
● 株式(主に高配当・インデックス):資産を守って使う“受け”のフェーズ
たとえば今、僕は0.62BTCくらい持ってて(2025年6月現在で約1500万円)。
これを2030年ごろまでに「1BTC=3000万〜1億円」くらいで一部売却できたら、
そこからは配当株やETFに移して“自分年金”をつくるつもり。
なんでそう思ったのか?
きっかけは2つ。
① ビットコインの将来性に希望を感じたから
──でも、いつかは現金が必要になることもわかってた。
② 株の配当って、地味だけど安心感すごい
──何もしなくても毎月お金が入ってくるって、強い。
「増やすのは仮想通貨、受け取るのは株」って分けたら、
不安定な相場もあんまり気にならなくなったんだよね。
最終ゴール:自分年金でサイドFIRE
目指してるのは、月10〜15万円の配当+副収入で、働き方の選択肢を増やすこと。
その“元手”をビットコインでつくって、
その“出口”に株を使う。
これが今の僕のリアルな戦略。
だから、今はまだBTC積立中
「仮想通貨の出口で失敗したらどうしよう」って不安も正直ある。
でも、その不安を乗り越える価値があると信じてる。
だから今日も、給料の一部をBTCに変えて、コツコツ仕込み中。
第9章|仮想通貨と株、それぞれの強みを活かすのがコツ
ここまで、仮想通貨積立と株積立の違いをいろんな視点で比較してきたけど、
あらためて言いたいのはこれ。
「どっちが正解か」じゃなくて、「どう使い分けるか」が大事。
仮想通貨積立の強み
- 将来の価格上昇による“資産の急成長”が期待できる
- 少額でも夢がある
- 通貨の価値下落(インフレ)への備えになる
- 新興国や国際情勢リスクにも強い
株式積立の強み
- 実績ある企業への投資で、安定しやすい
- 配当や株主優待など“定期収入”が得られる
- NISAを活用すれば非課税メリットも
- 老後の生活資金として計画しやすい
こんな使い分けもアリ
フェーズ | 投資対象 | 目的 |
---|---|---|
20〜40代 | 仮想通貨 | 将来の“資産づくり”・値上がり狙い |
40〜60代 | 株式(NISA) | “受け取るための資産”として安定運用 |
老後 | 配当株・債券など | 生活費・年金の補完として使う |
まとめ:資産形成は「目的」と「順番」で考える
仮想通貨=夢がある
株式=現実的な土台を築く
この2つ、どっちも使いこなせたら最強。
「どっちが正解か?」に悩むより、
「自分は今、どの段階か?」を見て使い分けること。
これから積立を始める人は、ぜひ
「仮想通貨×株のハイブリッド戦略」も視野に入れてみてください。
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