はじめに|「経済指標?関係あるの?」
「CPIが予想を上回りビットコインが急落!」
「FOMC通過で仮想通貨市場は反発」
「NFPの結果を受けてドル高・BTCは売り優勢に」
…こういうニュース、見たことない?
でも正直、昔の僕はこう思ってた。
「経済ニュースって難しそう」
「仮想通貨は関係ないんじゃないの?」
でもね、それは大きな間違いだった。ビットコインもイーサリアムも、ドル建てで動いてる以上、“世界経済の空気”にはめちゃくちゃ敏感。
この記事では、仮想通貨をやっているなら絶対に知っておきたい、
- CPI(消費者物価指数)
- FOMC(米連邦公開市場委員会)
- NFP(非農業部門雇用者数=雇用統計)
この3つを中心に、初心者向けにわかりやすく&やさしく解説していくよ。
経済指標ってなに?仮想通貨に関係あるの?
そもそも経済指標とは?
政府や中央銀行が発表する、景気や物価、雇用などの“経済の状態を数字で表したもの”。
代表例:
- CPI(物価の変動)
- GDP(経済の大きさ)
- 失業率(労働市場の強さ)
仮想通貨に関係あるの?
めちゃくちゃある!
なぜなら、
- 金利が上がる → BTC売られやすい
- 金利が下がる → BTC買われやすい
というふうに、金利(FRBの政策)と連動して動くから。
その金利を決める判断材料として、CPI・FOMC・NFPがあるんよ。
【1】CPI(消費者物価指数)とは?
CPIって何?
CPIは「物価がどれくらい上がってるか」を見る指標。
- ざっくり言うと:スーパーやレストランの価格がどれくらい上がってるかをまとめたデータ
- アメリカの統計局(BLS)が毎月中旬に発表(日本時間で21:30)
CPIが強い(インフレ加速)とどうなる?
- → FRBが「金利上げなきゃ!」となる可能性
- → 利上げ観測でBTCが下落しやすい
CPIが弱い(インフレ鈍化)と?
- → 利下げ期待 → BTCにとっては追い風
僕のチェックポイント:
- 「前年比」と「コア指数(食品・エネルギー除く)」の両方をチェック
- 予想とのズレが大きいときは特に反応が出る
→ 詳しくはこちら
【2】FOMCとは?金利を決める超重要イベント
FOMCって何?
FOMC(Federal Open Market Committee)は、アメリカの中央銀行(FRB)が金利をどうするか決める会議。
- 年に8回(6週間に1回)開催
- 金利の上下だけじゃなく、今後の経済見通しも発表
FOMCで利上げがあると?
- → 金利UP → 債券が人気に → 仮想通貨からお金が流出
- → BTC下落傾向
FOMCで利下げがあると?
- → リスク資産にお金が向かいやすい → BTC上昇しやすい
FOMC注目ポイント
- パウエル議長のコメント(市場が敏感に反応)
- ドットチャート(FRBメンバーの金利見通し)
- サプライズ(予想と違う金利決定)
→ 詳しくはこちら
【3】雇用統計(NFP)とは?
NFPって何?
NFP(Non-Farm Payrolls)は「アメリカで1か月間に増えた雇用者数(農業以外)」を表す指標。
- 毎月第1金曜21:30発表(日本時間)
- アメリカ労働省が発表
NFPが強い(雇用が増えてる)と?
- → FRB「景気いいから金利上げてもいいかも」
- → 金利上昇懸念 → BTC売られやすい
NFPが弱い(雇用悪化)と?
- → 景気不安 → 利下げ期待 → BTC買われやすい
→ 詳しくはこちら
経済指標3つの違いを比較してみた
指標名 | 何を表す? | 仮想通貨への影響 | 注目タイミング | 主な影響ルート |
---|---|---|---|---|
CPI | 物価の変化(インフレ) | 金利見通し → BTC価格 | 月1回中旬 | インフレ→利上げ→BTC下落 |
FOMC | 金利の決定会議 | 利上げ/利下げそのもの | 6週ごと開催 | 金利変動がBTCに直撃 |
NFP | 雇用者数の変化 | 雇用の強弱→利上げ/下げ期待 | 月初の金曜日 | 景気見通し→BTCに影響 |
チェックすべき経済指標カレンダー
仮想通貨をやってるなら、経済指標の「日程」を把握しておくのがマジで大事。
定番の確認サイト:
- TradingView(経済指標カレンダー)
- Investing.com(イベントごとの予想値)
2025年 上半期の主な経済指標予定(日本時間)
月 | CPI | FOMC | NFP |
---|---|---|---|
1月 | 1/11 | なし | 1/5 |
2月 | 2/13 | 1/31 | 2/2 |
3月 | 3/12 | 3/20 | 3/8 |
4月 | 4/10 | なし | 4/5 |
5月 | 5/15 | 5/1 | 5/3 |
※実際の日程は変更されることがあるので、直前に必ず確認しよう。
僕がやってる経済指標チェックのコツ
- 発表1週間前にTradingViewでスケジュールを確認
- 予想値(コンセンサス)と実際の数値の“ズレ”を重視
- 発表直後はポジションを持たない or 小ロット
- 1Hチャートで初動の方向を確認してから乗る
「当てにいく」より、「流れに乗る」イメージが大事。
よくある質問(Q&A)
Q. 結局どの指標が一番大事なの?
→ 金利に直結するFOMCが最重要。でもCPIやNFPがその判断材料になるから、3つはセットで考えるべき!
Q. どこで最新情報を見ればいい?
→ TradingViewやInvesting.com。国内ならみんかぶ経済指標も便利。
Q. 初心者はどうすれば?
→ 最初は「数字の良し悪し」より「市場の反応」に注目して、“どっちに動くか”を観察するクセをつけよう。
まとめ|経済指標は“仮想通貨の天気予報”
CPI、FOMC、NFPの3つは、仮想通貨市場を動かす“天気図”みたいなもの。
- インフレ(CPI)で雨が降るか?
- FOMCで風向き(金利)が変わるか?
- NFPで景気の空気が変わるか?
これを意識するだけで、“なんでBTCが下がったの?”って疑問に答えられるようになる。
初心者こそ、「価格チャートだけ見てる」のを卒業して、
“ニュースと価格のつながり”を意識してみて。
経済指標の事が詳しく知りたい人は、関連リンクから記事に飛んでね
7000字程度の読みごたえがある内容になっているよ!
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