【超初心者向け】ビットコインの半減期とは?仕組み・意味・価格との関係をやさしく解説

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ビットコインの「半減期」って、何がそんなに重要なの?

「半減期って言葉は聞いたことあるけど、なんかむずかしそう…」

昔の僕は、ビットコインのことを調べてる中でこの単語に出会ったとき、「うん、なんかよくわからんけど、価格が上がるイベントなんでしょ?」くらいの認識でした。

でも、今思うと「ビットコインって何者か?」を理解するうえで、この半減期の仕組みを知ってるかどうかが大きな分かれ道になる気がします。

この記事では、「仮想通貨むずい」「数字苦手」な人でもわかるように、ビットコインの半減期を丁寧に、リアルな言葉で解説していきます。


第1章|ビットコインはどうやって生まれる?マイニングのしくみ

まず、そもそもの話からいきましょう。

ビットコインって、最初から2100万枚ぜんぶ存在してるわけじゃないんです。
それらは「マイニング(採掘)」という仕組みで、少しずつ世の中に出てきます。


マイニングとは?

簡単に言うと、世界中のコンピューターが取引の記録をチェック&承認してくれる仕組みです。

  • 誰かが送金する
  • ネットワーク全体で「正しいか?」を確認
  • OKなら、1ブロックとして記録される
  • この作業をした人(マイナー)に報酬が支払われる

そう、新しいビットコインはこの報酬として「誕生」するんです


【図解①】マイニングの流れ(送金→承認→報酬)

  1. [ユーザーの送金]
     ビットコインを誰かに送ろうとする
  2. [ネットワークで検証]
     世界中のマイナー(承認者)が「この取引が正しいか?」をチェック
  3. [ブロックに記録]
     正しいと判断されると、ブロックチェーンに1件として書き込まれる
  4. [報酬として新BTC]
     この作業をしてくれたマイナーに、報酬として新しいBTCが発行されて支払われる

第2章|じゃあ「半減期」ってなに?

半減期とは、この報酬としてもらえるビットコインの量が、4年に1回、半分になるイベントのことです。


なぜそんな仕組みがあるの?

ビットコインには「2100万枚までしか発行しない」というルールがプログラムで決まっています。
それを徐々に減らしていかないと、あっという間に上限に達してしまいますよね。

そこで、マイニング報酬を4年に1度、半分にすることで、ゆっくりと市場に供給していく仕組みが組み込まれてるんです。


【図解②】ビットコインのブロック報酬の変化

年度報酬(1ブロックあたり)
2009年(ローンチ)50 BTC
2012年25 BTC
2016年12.5 BTC
2020年6.25 BTC
2024年3.125 BTC

第3章|4年に1回ってどうやって決まるの?誰が操作してるの?

ここがビットコインのすごいところ。

誰かが操作してるわけじゃないんです。

ブロック1つが約10分ごとに作られるように設計されていて、それが21万ブロックに達すると自動的に半減期が起こるように、最初からプログラムされています。


つまり、どうやっても「人間の都合では変えられない」

中央銀行や政府が勝手に紙幣を刷るようなことが、ビットコインにはできない。
この“自動で制御される供給”が、ビットコインの信用の源なんです。


第4章|なぜ半減期が注目されるのか?インフレとの関係

半減期が重要なのは、単なるイベントというより「ビットコインという通貨の仕組みそのもの」を象徴しているから。


通貨の価値は「どれだけ増えるか」で決まる

たとえば日本円や米ドルは、経済政策で大量に発行されることがあります。
(いわゆる“インフレ”)

でもビットコインはそうじゃない。
発行ペースがどんどん遅くなり、最後は発行されなくなるんです。


【図解③】ビットコインと法定通貨の供給量比較(イメージ)

  • 法定通貨:右肩上がり(刷れば増える)
  • ビットコイン:段階的に減っていき、最終的にゼロへ

第5章|「ビットコイン=金」と言われる理由も半減期にある

金(ゴールド)と同じで、ビットコインは採掘が難しく、供給が限られている

この性質があるから、「価値の保存手段」として機関投資家も注目しています。


金とビットコインの共通点

特性ビットコイン
希少性
分割性
持ち運び
偽造の難しさ


第6章|半減期はいつまで続く?最終的にどうなるの?

報酬の半減はおよそ4年ごとに続いていきますが、最終的には2140年ごろにビットコインの供給は終了すると言われています。


じゃあ報酬がなくなったらマイナーはどうするの?

その頃には「送金手数料」がメインの収入源になると考えられています。


第7章|価格の話はあくまで「結果」。でも知っておいて損はない

あくまでこの記事の目的は「仕組みの理解」ですが、最後にちょっとだけ過去の価格推移に触れておきます。


【表】半減期ごとの価格変化(ざっくり)

半減期前価格ピーク価格上昇率時間差
2012約12ドル約1100ドル約90倍約1年後
2016約650ドル約2万ドル約30倍約1年半後
2020約9000ドル約6.9万ドル約7倍約1年半後
2024年約7万ドル

第8章|まとめ:半減期は、ビットコインの心臓部

  • 半減期とは「新しく生まれるBTCの数が半分になるイベント」
  • 約4年に1回、誰にも止められずに自動で発生する
  • この仕組みが、ビットコインの「インフレに強い」価値の根本
  • 金のような希少性を持つ理由もここにある
  • 価格変動は結果論。大事なのは「仕組みへの理解」

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