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【初心者向け】ビットコインの暴落はなぜ起きる?過去の急落原因と対策をまとめてみた

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  1. はじめに|ビットコインはなぜ「暴落」と言われやすいのか?
  2. 第1章|ビットコインの「暴落」ってどれくらいの下げを指す?
  3. 第2章|過去に起きたビットコイン暴落まとめ(2025年版)
    1. ビットコイン暴落年表(2025年まで)
    2. それぞれの暴落で、何が起きていたのか?
      1. ① 2013年|マウントゴックス事件
      2. ② 2017〜2018年|ICOバブル崩壊
      3. ③ 2020年3月|コロナショック
      4. ④ 2021年5月|テスラショック&中国マイニング禁止
      5. ⑤ 2022年11月|FTX破綻
      6. ⑥ 2023年〜2025年|“ミニ暴落”が多発する時代へ
  4. 第3章|なぜビットコインは暴落しやすいのか?
    1. 理由①|価格をコントロールする“中央機関”がいない
    2. 理由②|大口投資家(クジラ)の影響がデカい
    3. 理由③|レバレッジ取引の“強制ロスカット”が連鎖する
    4. 理由④|SNSでの“FUD”が一気に広がる
    5. 理由⑤|規制や政治の発言が価格に直結しやすい
    6. おまけ|「ビットコインが終わる」という言葉が毎回出てくる
  5. 第4章|暴落時によくある“誤解”や“デマ”
    1. 「ビットコインはもう0円になる」
    2. 「誰かが価格を操作してるんでしょ?」
    3. 「政府が禁止したら終わり」
    4. 「一度でも暴落したら、もう上がらない」
    5. SNSには“ウソ”も“煽り”も混ざってる
  6. 第5章|暴落と向き合う考え方|僕はこう考えてる
    1. 「暴落に振り回されない」ことを意識するようになった。
    2. 僕が決めている“3つのマイルール”
    3. 暴落を完全に避けることはできない
    4. 伝えたいこと
  7. 第6章|初心者ができるビットコイン暴落対策
    1. ① まずは大前提:「余剰資金」で投資する
    2. ② 積立でコツコツ買う(ドルコスト平均法)
    3. ③ 「売る・売らない」のマイルールを作っておく
    4. ④ SNSの煽りや雰囲気に流されない
    5. ⑤ 資産全体のバランスを見ておく
  8. 第7章|将来的に暴落は減っていく?市場の成長性
    1. 変化①|ETFの承認で“プロの資金”が流れ込んできた
    2. 変化②|国・企業が“戦略的に保有”し始めている
    3. 変化③|規制が整い、「怪しさ」が薄れてきた
    4. とはいえ、短期的な暴落は“これからもある”
    5. 僕はこう思ってる
  9. まとめ|ビットコインの暴落は怖くても、正しく知れば落ち着ける
  10. あわせて読みたい

はじめに|ビットコインはなぜ「暴落」と言われやすいのか?

「ビットコインって、また暴落したらしいよ」
──ニュースでそんな言葉を聞いて、不安になったことはない?


ビットコインの値動きって、正直えげつない。
上がるときは一瞬で倍になるのに、下がるときはそれ以上のスピードで落ちる。
気づいたら「30%下落」なんてザラにあるし、SNSでは「暴落だ!終わった!」みたいな声が飛び交ってる。

でも、そもそも「暴落」って何をもって暴落なのか?
10%? 30%? それとも半分になること?

これ、実はハッキリ決まってるわけじゃない。
だけどビットコインに関しては、ちょっとでも下がると「暴落」という言葉が先に出てきやすい。
理由はカンタンで、“もともとの値動きが激しすぎる”から。

たとえば株だと、1日で5%下がるだけでもニュースになるけど、
ビットコインの場合は10%くらいの下落でも「まぁそんな日もあるよね」くらいの空気だったりする(笑)

その一方で、ビットコインに初めて触れる人にとっては、
「急に暴落したらどうしよう」「買ったあとに半分になったら怖い…」って感情がすごくリアルにあると思う。

僕自身も、最初に買ったときはまさにそれ。
買ってすぐ10%くらい下がって、「あれ?やばいかも」って焦って売っちゃって──
あとから見たらそこが“買い場”だった、なんてこともあった。

だからこの記事では、

  • ビットコインの暴落って、過去にどれくらい起きてきたの?
  • そのときの「原因」は何だったの?
  • 今後も暴落することはあるの?
  • 初心者はどう対策したらいい?

──っていう視点で、僕の失敗も交えつつ、リアルにまとめてみた。

正直、ビットコインって“知らずに持つと怖いけど、知れば腹落ちすること”が多い。
この記事が少しでも、その「不安」から「納得」に変わるきっかけになれば嬉しいです。

仮想通貨の基本から知りたい方はこちら
▶ 【仮想通貨とは?】初心者だった昔の僕に教えたい「超かみ砕いた話」

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第1章|ビットコインの「暴落」ってどれくらいの下げを指す?

まず、そもそもの話から。
「暴落」って言葉、よく聞くけど──じゃあ実際、何%くらい下がったら暴落って言うの?
これ、実はめちゃくちゃ曖昧。

株式市場だと、一日に10%以上の下落があれば「暴落」と言われることが多い。
でもビットコインの場合、それよりずっと激しい動きをするのが普通で、
1日で10%下がることなんて日常茶飯事。

じゃあ何%で“暴落”扱いなのか?
あくまで僕なりの目安だけど、こんな感じかなと思ってる:

  • −10〜20%:調整(割とよくある)
  • −30〜40%:急落・暴落(ニュースになるレベル)
  • −50%以上:本格的な暴落(大暴落・クラッシュ)

たとえば、2021年のバブルのときは、ビットコインが700万円近くまで上がったあと、
数ヶ月で半分以下になった。これで「終わった」と言われたりもしたけど、
その後またしっかり戻してる。

ここで大事なのは、「暴落=終了」ではないってこと。
実際、ビットコインって何度も暴落して、何度も復活してる。

しかもそのたびに、前より高い水準まで上がってきたのが特徴。

ただ、初心者にとってはその上下が怖いのも事実。
たとえばこんな風に思うはず。

「え、50%も下がるってどういうこと…」
「そんなのギャンブルじゃないの?」

めちゃくちゃわかる。
でもよく調べてみると、ビットコインって“変動が激しい設計”になってるってことがわかってきた。

・発行枚数に上限がある(2100万枚しかない)
・価格を調整する中央機関がいない(FRBみたいなのがない)
・世界中の投資家がニュース1つで売買する

つまり、「値動きが激しい」のは、構造上の宿命なんだよね。
逆に言えば、それが「リターンの大きさ」にもつながってる。

まとめるとこんな感じ:

  • ビットコインの暴落は、30〜50%以上の下落が目安
  • 株や為替よりも、価格変動が大きいのは普通
  • だからこそ「短期で稼ごう」と思うと、振り落とされやすい
  • でも「長期で見る目線」があれば、暴落もチャンスになる

次の章では、実際に過去にどんな暴落が起きたのか?
年ごとの出来事や下落率を具体的に見ていこう。

値動きの仕組みについてはこちらで詳しく解説しています
▶ ビットコインの価格が上下する理由とは?初心者にもわかる“5つの要因”を解説

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第2章|過去に起きたビットコイン暴落まとめ(2025年版)

ビットコインって、何度も「もう終わった」と言われてきた。
でも、実はそのたびにしぶとく復活してる。
ここでは、代表的な暴落とその原因を、年表形式でまとめてみたよ。


ビットコイン暴落年表(2025年まで)

年月価格下落幅主な原因備考
2013年12月約−80%マウントゴックス事件取引所がビットコイン紛失、信用ガタ落ち
2017年12月〜2018年末約−85%ICOバブル崩壊、各国の規制強化「仮想通貨バブル」崩壊と言われた時期
2020年3月約−50%(数日で)コロナショック(世界同時株安)あらゆる資産が売られたパニック時期
2021年5〜7月約−53%テスラの方針転換、中国マイニング禁止イーロン・マスクのツイートが話題に
2022年11月約−76%(ピークから)FTX破綻大手取引所の破綻で市場全体に激震
2023年8月約−15%米SECのETF承認延期「承認されるかも→やっぱ延期」で失望売り
2024年4月約−25%米経済指標悪化+ハッキング事件重要指標CPI悪化と取引所の大規模流出が重なった
2025年6月現在一時−18%(直近高値から)トランプ×マスクのSNS対立、テスラ株急落影響力ある人物の発言で市場が乱れる例

それぞれの暴落で、何が起きていたのか?

① 2013年|マウントゴックス事件

当時ビットコインの取引量の約7割を占めてた日本の取引所が、突然閉鎖。
ビットコインが大量に「消えた」ことで信用が一気に崩れ、価格は約80%も下落。
このときは、「やっぱりビットコインって怪しい」という空気が強かった。

② 2017〜2018年|ICOバブル崩壊

新しい仮想通貨を発行して資金を集める「ICO」が乱立。
詐欺も横行し、各国の規制強化で投資マネーが一気に引いた。
ピークだった約240万円→約35万円まで暴落。

③ 2020年3月|コロナショック

株も債券も金もすべて下がった“市場の総リスクオフ”。
ビットコインも例外じゃなく、1日で−40%以上の急落。
「非常時に強いはずじゃなかったの?」って声もあったけど、
その後の“回復力”が、ビットコインのタフさを見せた時期でもある。

④ 2021年5月|テスラショック&中国マイニング禁止

イーロン・マスクが「環境への懸念でBTC決済停止」と発言。
さらに中国がマイニングを全面禁止に。
この2つが重なって、BTCは700万→300万円台へ急落。

⑤ 2022年11月|FTX破綻

世界トップクラスの取引所FTXが、まさかの破綻。
顧客資産を流用していたことが発覚し、市場全体に絶望が広がる。
「もう仮想通貨は無理」と言われたが、数ヶ月後に徐々に回復。

⑥ 2023年〜2025年|“ミニ暴落”が多発する時代へ

この頃になると、「じわじわ下げる系」や「イベント起因の小暴落」が多くなってくる。

  • ETFの承認期待→延期
  • CPIやFOMCなど米経済指標の結果で上下
  • 著名人の発言(イーロン・マスクやトランプなど)

つまり、昔みたいな「ドカーンと大暴落」ではなく、
“ニュースひとつで短期的に動く”流れが主流になってきてる。


この年表を見てもわかる通り、ビットコインの暴落って「感情」と「イベント」がセットになってることが多い。
次の章では、じゃあなぜビットコインはこんなに暴落しやすいのか?
その根本原因を見ていこう。

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第3章|なぜビットコインは暴落しやすいのか?

ここまで読んで、
「なんでビットコインってこんなに何回も暴落してるの?」
って思ったかもしれない。

その答えは一言で言えば、「仕組みと心理の合わせ技」
ざっくり言うと、ビットコインは「下がりやすい理由」を最初からいくつも抱えてるんだ。


理由①|価格をコントロールする“中央機関”がいない

株式市場なら、急落したときに金融当局や中央銀行が介入することがある。
でもビットコインにはそれがない。
FRBも日銀も関係ない、「自律分散型の通貨」だからね。

つまり、誰も守ってくれない。
値動きは、完全に“市場の需要と供給”だけで決まる。
だから、売りが売りを呼ぶときのスピードはめちゃくちゃ速い。


理由②|大口投資家(クジラ)の影響がデカい

ビットコインは、ほんの一部の大口が大量に保有している状態。
こういう人たちを「クジラ」って呼ぶんだけど、
彼らが売り始めると、一気に価格が動く。

しかも、そういう動きがトラッキングされてSNSで拡散されると、
個人投資家が慌てて売り出して、さらに下がる…という悪循環。


理由③|レバレッジ取引の“強制ロスカット”が連鎖する

仮想通貨って、証拠金を使って何倍もの取引ができる「レバレッジ取引」が盛ん。
たとえば、10万円の証拠金で100万円分のBTCを買ってる人がいたとする。

もし価格が10%下がったら、その人は実質全損+強制ロスカット
そうすると自動的に売却されて、また価格が下がる。

この「連鎖ロスカット」が起きると、わずかな下げが“ドミノ倒し”になる。


理由④|SNSでの“FUD”が一気に広がる

FUD=Fear(恐怖)、Uncertainty(不確実性)、Doubt(疑念)
要は「不安を煽る情報」のこと。

ビットコイン界隈って、X(旧Twitter)やYouTubeでの情報発信がめちゃくちゃ影響力を持ってる。
ちょっとした噂や偽情報でも、拡散されたら人の心理が一斉に動く。

特に初心者は、「誰かが売ってる=やばいのかも」って思ってしまいやすい。


理由⑤|規制や政治の発言が価格に直結しやすい

政府の発言、中央銀行の方針、SECの態度、
ひとつひとつのニュースが価格に直撃するのが仮想通貨の特徴。

たとえば「米国がETFを承認しない方針です」ってだけで−15%とか、
「中国がマイニング全面禁止!」で−30%とか、普通にある。

しかもビットコインは世界中のニュースに影響を受けるから、
時差も関係なしに、24時間いつでも暴落するリスクがある。


おまけ|「ビットコインが終わる」という言葉が毎回出てくる

暴落のたびに必ず聞くセリフ。

「もう終わりだ」
「ビットコインは崩壊した」
「今度こそ0になる」

…でも、今のところ毎回生き残ってる。

むしろ、そのたびに学びながら“強くなってる”のがビットコインの歴史でもある。


この章で伝えたかったのは、
ビットコインは「暴落しやすい仕組み」だからこそ、構えておくことが大事ってこと。

次は、実際に暴落時に出てくる“間違った理解”や“よくある勘違い”を見ていこう。

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第4章|暴落時によくある“誤解”や“デマ”

ビットコインが大きく下がると、必ずと言っていいほど出てくる言葉がある。

それが、

「もう終わったな」
「仮想通貨なんて詐欺だった」
「やっぱり怪しいもんだったじゃん」

──このパターン。
毎回、ほぼテンプレのように出てくる。

でも実は、こういった反応って“よくある誤解”から来てることが多い。
ここでは、暴落時によく見かける“思い込み”や“デマ”をいくつか紹介しておく。


「ビットコインはもう0円になる」

これ、一番よく聞くセリフ。
でも、今まで10回以上暴落を乗り越えてきて、それでも0円になってない。

たとえばFTXが破綻したとき、SNSでは「BTCはもう無理」って空気だったけど、
そこから半年後には価格が2倍以上に回復してる。

しかも、今やビットコインはETF化されたり、国や企業も保有するようになってきてて、
「ただの怪しいデジタル通貨」ではなくなってきてる。

0円になるには、全世界のネットワークや保有者が一斉に手放さなきゃ無理。
現実的には、限りなくゼロに近い確率。


「誰かが価格を操作してるんでしょ?」

たしかに、クジラや機関投資家の動きで価格が上下するのは事実。
でも、「誰か1人が裏で動かしてる」みたいな陰謀論は、ちょっと違う。

ビットコインの価格は、世界中の売買注文がぶつかって決まる完全オープンな仕組み。
操作できるほど単純じゃないし、むしろ誰でも確認できる透明な市場なんだ。


「政府が禁止したら終わり」

これも昔よく言われたけど、今はちょっと事情が違う。

たとえば中国はマイニングも取引も厳しく禁止したけど、
それでもビットコインは止まらなかった。

アメリカやヨーロッパ、日本でも「規制」はあっても、「禁止」ではなくて、
むしろ“ルール整備して育てていこう”という方向にシフトしてる。

今は「金融商品としての信頼性」を高めるフェーズに入ってきてるんだ。


「一度でも暴落したら、もう上がらない」

これも完全な誤解。
株や為替でも同じだけど、暴落は終わりじゃなく“通過点”。

むしろ、ビットコインの歴史を振り返ると、
大きな暴落のあとに、より高い価格をつけてきたのがパターンなんだよね。


SNSには“ウソ”も“煽り”も混ざってる

これはホント大事な話。

暴落中のSNSやYouTubeって、とにかく“感情的”になりがち。
インフルエンサーが「売れ!」って言えば不安になるし、
「チャンスだ!」って言えば飛びついてしまう。

でも冷静に考えてみてほしい。
その人たちは、あなたの資産の責任を取ってくれるわけじゃない。

大事なのは、「自分で情報を見て、自分で判断する」こと。
特に暴落時は、感情よりも冷静さが大事なんだ。


次は、僕自身の体験談も交えながら、
「暴落とどう付き合っていくか?」というリアルな考え方を紹介していくね。

第5章|暴落と向き合う考え方|僕はこう考えてる

正直、最初のころはビットコインの暴落がめちゃくちゃ怖かった。

「暴落に振り回されない」ことを意識するようになった。

僕は短期トレードが得意なタイプじゃない。
画面に張り付いてチャートを読むのも苦手だし、
寝る前にBTCの値段を見てビクビクするのも、精神的にキツい。

だから今は、暴落が起きても「まぁあるよね」くらいのスタンスで構えてる。

むしろ、「また下がったら、ちょっと買い増せるじゃん」って思うようにしてる。
もちろん簡単じゃないけど、「長期で持つ」って決めてるから、
短期の上下は気にしすぎないようにしてる。


僕が決めている“3つのマイルール”

価格は見すぎない
→ 毎日見ると感情が揺れるから、週に数回くらいでOK。
僕の場合2030年に売る戦略を立ててるから、現在の値段よりも上がっててくれればOKなスタンス。

積立で買って、ガチホする
→ 一括でドカンと買うと「下がったら怖い」ってなるけど、
  毎月ちょこちょこ買ってれば、暴落も“安く買えるチャンス”になる。

自分ルールで“利確”タイミングを決めておく
→ たとえば「1BTCが5,000万円超えたら半分利確」みたいに、
  あらかじめ決めておけば、感情に流されにくくなる。


暴落を完全に避けることはできない

どんなにニュースを読んでも、チャートを見ても、
“次の暴落がいつ来るか”なんて誰にもわからない。

だったら、「暴落が起きたらどうするか?」を考えておく方が大事。
そのほうが精神的にラクだし、冷静に判断できる。


伝えたいこと

ビットコインは、暴落があるからこそ“リターンも大きい”。
ずっと右肩上がりだったら、誰でも簡単に儲かっちゃって、
逆に誰も使わなくなると思う。

値動きがあるから、みんな真剣に考えるし、学ぼうとするし、
それが長期的には「強いホルダー」につながっていく。

僕もまだまだ勉強中だけど、
“暴落=負け”じゃなくて、
“どう対応するか=その人の実力”みたいなもんだと思ってる。

長期スタンスでの考え方はこちら
▶ 僕がビットコインを長期保有する理由

第6章|初心者ができるビットコイン暴落対策

ここまでで、「ビットコインは暴落しやすい」ってことはなんとなく伝わったと思う。
でも大事なのは、“じゃあどうするか?”だよね。

僕も最初は、暴落を予測しようとしてたけど…正直それは無理だった。
どんなにチャートを読んでも、ニュースを追っても、完璧な予想はできない。

だからこそ、初心者がやるべきは「予測」じゃなく「準備」だと思ってる。


① まずは大前提:「余剰資金」で投資する

よく聞くけど、これほんと大事。
“無くなって困るお金”でビットコインを買うのはNG。

たとえば生活費や家賃、急な出費に備えるお金には絶対に手を出さないこと。
ビットコインは、短期では20%〜50%くらい普通に動く。
これを「想定内」として構えておけるかどうかで、心の安定が全然違う。


② 積立でコツコツ買う(ドルコスト平均法)

「いつ買えばいいのか分からない…」って人にこそ、積立投資が向いてる。

たとえば、毎月1万円とか決めて、同じタイミングで買っていく。
価格が高いときは少ししか買えないけど、
暴落して価格が下がったときは多めに買える=チャンスになる。

これを「ドルコスト平均法」っていうんだけど、
初心者にとっては暴落の恐怖を和らげる最強の戦略だと思ってる。


③ 「売る・売らない」のマイルールを作っておく

暴落が起きたときって、感情がぐちゃぐちゃになる。
「今売れば、損は小さく済むかも…」
「でも戻るかもしれない…」って悩みまくる。

だからこそ、“事前に”ルールを決めておくのが大事。

僕の場合は、

  • 「もし30%以上の下落があっても売らない」
  • 「1BTC=○○万円になったら一部利確する」

みたいに、“価格ではなく自分ルール”で動くようにしてる。
このルールがあると、暴落時にもブレにくくなる。


④ SNSの煽りや雰囲気に流されない

暴落中のSNSって、マジでカオス。
「損切りした!」とか「オワコン」とか「今が買い時!」とか、真逆の意見が飛び交ってて、
初心者は混乱しやすいタイミングでもある。

大事なのは、“情報の質”を自分で選ぶこと。
信頼できる情報源だけをチェックする、
感情的な投稿はミュートする、
そういう“小さなフィルター”を持つだけで、メンタルが全然違う。


⑤ 資産全体のバランスを見ておく

もしビットコインに全力投資してたら、暴落はめちゃくちゃ怖い。
でも「資産の一部だけ」にしておけば、心に余裕が生まれる。

たとえば、

  • 現金:30%
  • 株式:30%
  • ビットコイン:20%
  • その他(NISA・iDeCoなど):20%

みたいなバランスにしておくと、1つが暴落してもダメージを分散できる。

「ビットコイン=全財産」ってなると、暴落=人生が傾く、みたいになっちゃうから要注意。


暴落は避けられない。
でも、備えさえしておけば、怖くなくなる。
むしろ、周りがパニックになってるときに「よし、買い足せるチャンスだ」と思えるようになる。

次の章では、その先にある話──
「将来的に、暴落は減っていくのか?」という視点から、市場の成熟や今後の見通しについて話していくね。

第7章|将来的に暴落は減っていく?市場の成長性

ここまで読んで、こう思った人もいるかもしれない。

「え、ビットコインってずっと暴落を繰り返すの…?」
「それじゃ安心して持てなくない?」

気持ちはめちゃくちゃわかる。
僕も最初はそう思ってたし、正直いまだに不安になることもある。

でも、今のビットコインと、昔のビットコインはちょっと違う。
ここ数年で、ビットコインを取り巻く“環境そのもの”が大きく変わってきてるんだ。


変化①|ETFの承認で“プロの資金”が流れ込んできた

2024年、アメリカでビットコイン現物ETFが正式に承認された。
これは、超ざっくり言うと「株と同じ感覚でビットコインに投資できる商品」ができたということ。

これによって、

  • 機関投資家(年金・保険・ヘッジファンド)が参入
  • 長期目線で保有する投資家が増える
  • 頻繁に売買しない“安定保有層”が増える

──つまり、ボラティリティ(値動きの激しさ)が徐々に落ち着いてくる可能性がある。

もちろんすぐには変わらないけど、
「短期トレーダーの売買」から「長期投資家の積立」に変わっていくと、
暴落のスピードや深さは和らいでいく可能性が高い。


変化②|国・企業が“戦略的に保有”し始めている

エルサルバドル、マイクロストラテジー、テスラ、そして最近では日本企業のメタプラネットまで。
ビットコインを「準備資産」として保有する動きが広がってきている。

この流れはすごく大きくて、
“価格が下がったら買い増す”企業や国が増えてくると、
市場に「底堅さ」が出てくる。

事実、最近ではちょっとした暴落が起きても、
前ほどズドーンと落ちる感じは少なくなってきた気がする。


変化③|規制が整い、「怪しさ」が薄れてきた

数年前まで「仮想通貨=グレーな投資」ってイメージが強かった。
でも今では、

  • 日本:資金決済法でユーザー保護強化
  • アメリカ:ETF承認+税制整理の議論
  • 欧州:MiCA規制(仮想通貨全体をカバーする枠組み)

など、“ちゃんとした金融資産として扱う”流れが進んでいる。

これは「規制=悪いこと」じゃなくて、むしろ市場の成熟に必要なステップ。
ルールが明確になるほど、安心して長期投資できる人が増えていく。


とはいえ、短期的な暴落は“これからもある”

ここまでポジティブな話をしてきたけど、
正直に言うと、「短期的な暴落は今後も絶対ある」と思ってる。

たとえば、

  • 金融危機
  • ハッキング事件
  • 著名人のネガティブ発言
  • 米経済指標の悪化

──こういう突発的なニュースで、10〜20%くらいは普通に動く。
でもそれはもう、“ビットコインと付き合う前提条件”として受け入れるしかない。


僕はこう思ってる

ビットコインは、まだ“成長途中の資産”だと思ってる。
AppleやAmazonの株だって、最初はめちゃくちゃ上下したし、
信頼されるまでに何年もかかった。

だから僕は、

  • 短期の上下で一喜一憂しない
  • コツコツ積立てて、10年単位で見ていく
  • 暴落したら「買い場が来た」と捉える

──そんな付き合い方をしてる。

まとめ|ビットコインの暴落は怖くても、正しく知れば落ち着ける

ビットコインって、ほんとによく“暴落”って言われる。
でもそれって、値動きが大きい=注目されやすいってことでもある。

ここまで読んでくれた人なら、もうわかってると思う。

  • ビットコインは、過去に何度も暴落してきた
  • そのたびに「終わった」と言われてきた
  • でも、ちゃんと復活して、少しずつ信頼を積み上げてきた

暴落はたしかに怖い。
自分のお金が減っていくのを目の当たりにするのは、誰だって不安になる。

でも、“怖い”って感情は、知らないことからくることが多い。
ちゃんと「過去に何があったのか」「なぜ起きたのか」を知っていれば、
「ああ、またこういう流れかもな」って、少し冷静に見られるようになる。


僕自身、2022年に暴落を経験した。
でもその経験があったからこそ、「どう備えるか」を考えるようになった。

今では、毎月コツコツ積み立てて、
価格が下がっても「よし、ちょっと多めに買えるな」と思えるようになった。
──少しだけ、“暴落と付き合えるようになった”感じがある。


ビットコインはまだ新しい資産だし、これからも上下はあると思う。
でも、それも含めて「未来の可能性」に投資してるんだって思えば、
一時の下げに振り回されすぎずに済む。

最後にもう一度、この記事で伝えたかったことをまとめると──

  • 暴落は「異常」じゃなくて「仕様」のようなもの
  • 過去の暴落には、それぞれ明確な原因がある
  • 知識と準備があれば、不安はグッと小さくなる
  • 暴落時こそ、自分の投資スタンスが試される瞬間

ビットコインと上手に付き合っていくためには、
“値動きに慣れる”ことよりも、自分なりのルールを持つことが大事なんだと思う。

少しでも参考になったなら、うれしいです。
これからも一緒に、落ち着いて仮想通貨と向き合っていこう。

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