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週刊ビットコイン 6/15~6/21

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  1. はじめに|ETF期待と緊張が交差した静かな一週間
  2. 第1章:今週のビットコイン価格まとめ(6月15日〜6月21日)
    1. 全体を通しての流れ
    2. 変動幅・ボラティリティ
  3. 第2章:今週の主な出来事・イベント・ニュース(6月15日〜6月21日)
    1. ① Trump MediaがBTC・ETH ETFを申請(6/17報道)
    2. ② 米スポットETFに大口資金流入が継続(6/17〜)
    3. ③ 中東地政学リスクの再燃(6/20前後)
    4. ④ ビットコイン先物プレミアム低下(CME)
    5. ⑤ チェコ政府でビットコイン関連の不正疑惑
  4. 第3章:相場の動きの要因分析(ニュース × チャート × 出来高)
    1. 1. ETF申請と期待感での“前半上昇”(6/15〜6/18)
    2. 2. 中東情勢+先物清算で急落(6/19深夜〜6/20)
    3. 3. 安値圏での膠着と投資家の様子見ムード(6/20後半〜6/21)
    4. 総括:チャートとニュースの連動性
  5. 第4章:テクニカル的な振り返り(H4チャートで読み解く今週の相場)
    1. EMA(移動平均線)分析:短期反発は限定的、下に抜けたまま
    2. MACD分析:一時改善も、再び弱気サインに
    3. RSI分析:一貫して弱気ゾーン、40台で推移
    4. 出来高(Volume):急落時にだけ膨らむ“典型的な恐怖売り”
    5. 総括:テクニカルは“戻り待ち”の地合い、反転には材料不足
  6. 第5章:SNS・世間の空気感や投資家の心理(6月15日〜6月21日)
    1. X(Twitter):「ETFネタ」でバズりつつも、冷静な視点も浮上
    2. Reddit:「鯨の動きに警戒感」「次の暴落に備えよ」モード
    3. オンチェーンデータ:「アクティブアドレスは増加」「短期勢の投げが加速」
    4. Fear & Greed指数:「Greed」ゾーンのわりに、体感は冷え気味
    5. 心理面の総括
  7. 第6章:来週に向けての注目ポイント・備えたいこと(6月22日〜6月28日)
    1. ① FOMC後の発言ラッシュと金利政策の影響
    2. ② ETF関連の進展とSECの動き
    3. ③ 地政学リスクの続報(中東・ウクライナなど)
    4. ④ テクニカル的には“反転or下抜け”の瀬戸際
    5. ⑤ マーケット心理と動向
  8. 第7章:今週のまとめ(6月15日〜6月21日)
    1. 相場の一言まとめ:
    2. 振り返りポイントを整理すると…
      1. 価格動向:
      2. ファンダ要因:
      3. テクニカル分析:
      4. 市場心理:
      5. 来週に備えるなら:
        1. 編集後記:週の最後にひとこと

はじめに|ETF期待と緊張が交差した静かな一週間

2025年6月15日〜21日のビットコイン相場は、静かに見えて、内側では多くの波がうごめく1週間でした。

注目を集めたのは、なんといってもTrump MediaによるBTC+ETHのETF申請

一方で、中東情勢の緊張再燃や、米国CME先物市場のプレミアム低下といったマイナス材料も見逃せず、相場は方向感のない横ばい〜反落気味の展開に。

ローソク足だけ見ていると「何も起きていない」ように見えたかもしれません。でも実際には、ETF資金流入・先物清算・MACDのデッドクロス・出来高の激減など、重要な変化がいくつもあったのです。

このレポートでは、そんな今週のBTCを価格・ニュース・インジケーター・投資家心理の4つの視点から丁寧に読み解き、来週に備えるためのヒントをお届けします。

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第1章:今週のビットコイン価格まとめ(6月15日〜6月21日)

今週のビットコイン(BTC)は、週初にかけて一時的な上昇を見せたものの、週中〜週末にかけて下落基調へと転換。全体としては105,000ドル台から103,000ドル台への調整局面となった。

以下に、1週間の価格推移を日別でまとめた表を用意したよ

日付(UTC)高値(USD)安値(USD)終値(USD)
6月15日(土)107,911約105,000約105,500
6月16日(日)108,700約105,600約107,000
6月17日(月)109,000約106,000約107,600
6月18日(火)107,500約104,800約105,000
6月19日(水)105,600約104,000約104,300
6月20日(木)105,015102,952約103,300
6月21日(金)約104,000約102,600103,591

※数値はBitstampなど複数取引所の平均価格・4時間足ベースで算出。多少のブレがあります。


全体を通しての流れ

  • 週初(15〜17日)はETF関連の好材料もあり、107,000〜109,000ドル台まで上昇
  • 週中(18〜19日)にかけては利確売り&地政学リスクでじわじわと調整。
  • 週末(20〜21日)には、突発的な売り(おそらく先物清算+中東不安の影響)で102,952ドルまで急落
  • 結果、週を通じては約1,000ドル以上の下落幅となり、テクニカル的にも“中立〜弱気”を示す展開に。

変動幅・ボラティリティ

  • 週間高値:109,000ドル
  • 週間安値:102,952ドル
  • 変動幅:約6,000ドル(約5.5%)

直近のボラティリティはやや低下傾向にあるとはいえ、突発的なイベント(例:ETF申請や地政学)への反応が依然強めという印象。今週の急落局面では、ストップロスや清算を巻き込んだ動きも見られ、投資家のセンチメントに強い影響を与えているように見えたね。


次の章では、こうした価格変動の背景にあった「ニュース・イベント・注目ファンダ要因」を取り上げていくよ

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第2章:今週の主な出来事・イベント・ニュース(6月15日〜6月21日)

今週は、ビットコインにとってポジティブとネガティブの材料が入り混じる「ニュース過多な1週間」だった。

価格自体は下落したけど、それはあくまで短期的な材料に引っ張られたもので、中長期的にはポジティブな兆しが増えてきているのも事実。以下、今週注目されたトピックをピックアップして振り返っていこう


① Trump MediaがBTC・ETH ETFを申請(6/17報道)

トランプ前大統領とつながりがある「Trump Media & Technology Group(TMTG)」が、ビットコイン75%・イーサリアム25%の構成による新ETFの申請をSECに提出したと報道された。

  • ETF名称は未確定ながら、大統領選をにらんだ「仮想通貨推進姿勢」の一環とも受け取られ、SNSでは大きな話題に。
  • 申請のタイミングがビットコイン価格の戻り局面(6/17)と一致しており、短期的な押し上げ要因になったと見られる。

投資家心理:「トランプ再登場でクリプト市場に新風が?」という期待ムードが強まった週初。


② 米スポットETFに大口資金流入が継続(6/17〜)

  • 特にBlackRockのIBIT ETFは6/17時点で連日200〜300億円規模の流入が記録された。
  • Fidelity・Bitwiseなど複数ETFでも買い越しが続き、「ETFは買っているが現物は売られている」分裂構造が可視化された週でもある。

ファンダ的には追い風だが、マーケット全体がリスクオフに傾いたことで価格に直結せず。


③ 中東地政学リスクの再燃(6/20前後)

  • イスラエルとレバノン国境での軍事衝突懸念が再燃。
  • 原油先物や株価指数に波及、リスク回避姿勢の強まりでBTCも6/20に急落、約102,952ドルの安値へ

💬 「ビットコイン=デジタルゴールド」としての地位が試される場面だったが、今回は他のリスク資産と同様に売られる展開に。


④ ビットコイン先物プレミアム低下(CME)

  • CMEのBTC先物市場では、年換算プレミアムが一時5%台まで低下
  • 特に機関投資家中心の市場での「利ざや低下」は、リスク回避姿勢やポジション調整の兆しとされている。

トレーダー心理:「今は攻めるより守り」「一旦利確」の空気が先物に強く現れていた印象。


⑤ チェコ政府でビットコイン関連の不正疑惑

  • チェコの政界で、仮想通貨の大口寄付に絡んだ不正資金疑惑が浮上。
  • これを巡って政府信任投票が行われたが、結果は信任多数で収束。ただし一部海外メディアでは「仮想通貨の政治リスク」として注目された。

世界的な規制リスクや政府による締め付けを警戒するムードもわずかに上昇。


このように、今週は好材料もあったが、価格には結びつかない/打ち消される場面が多かったのが特徴。

次章では、これらの出来事がどう相場の動きに影響したかを、インジケーターや出来高などと照らし合わせて分析していくね

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第3章:相場の動きの要因分析(ニュース × チャート × 出来高)

今週の相場を動かしたのは、大きく分けて次の3つの要因でした

  1. ETF申請や資金流入による期待感(前半の上昇)
  2. 中東情勢の悪化と先物調整(後半の急落)
  3. テクニカル節目とのせめぎ合い(EMA・出来高など)

それぞれ、チャートとニュースを照らし合わせて詳しく見ていきましょう


H4チャート

1. ETF申請と期待感での“前半上昇”(6/15〜6/18)

  • チャートでは、紫縦ラインから上昇波動がスタート
  • ローソク足は陽線が連続し、EMA200(青線)を明確に上抜ける動きに。
  • ちょうどこの時期(6/17)、Trump MediaのETF申請報道が流れたことと重なる。

分析ポイント

  • ETF好材料+週末の現物買い戻しによって、短期勢のロングが増えたと推測。
  • RSIも上昇気配を見せ、「一旦の強気転換」の雰囲気がチャート上にも現れた
  • 出来高はそれほど急増していない=本格買いというより「期待先行型の上昇」だった可能性。

2. 中東情勢+先物清算で急落(6/19深夜〜6/20)

  • 6/19〜6/20にかけて、ローソク足が急角度で下落。特に6/20早朝に長い陰線&出来高急増
  • EMA200(青線)を下抜けてからは反発が弱く、下落に勢いがついた印象
  • まさにこのタイミングで、イスラエル国境の緊張再燃+CME先物プレミアム低下の報道

分析ポイント

  • MACDのヒストグラムが再びマイナス拡大=勢いのある下落トレンドを示唆
  • RSIも急落し、売られすぎ手前のゾーン(40近辺)まで落ち込む。
  • 出来高は週内で最大クラス=ストップロスや清算が一気に巻き込まれた形

3. 安値圏での膠着と投資家の様子見ムード(6/20後半〜6/21)

  • 急落後は、価格が102,800〜103,500ドルの範囲で停滞
  • インジケーターもフラット気味になっており、方向感喪失=市場が次の材料を待っている状態

分析ポイント

  • EMA群のすべてが価格の上=テクニカル的には「戻り売り優勢」の構造。
  • RSIも依然50未満で「弱気寄り」。
  • 出来高は一気に縮小=様子見姿勢の強まりと判断。

総括:チャートとニュースの連動性

時期価格動向ニュース要因テクニカル特徴
6/15〜18上昇基調Trump Media ETF報道/資金流入EMA上抜け、RSI上昇、MACD改善
6/19〜20急落中東緊張/先物清算/利確売り長陰線+出来高増、MACDデッド、RSI急低下
6/20後半〜21停滞・横ばい材料出尽くし/FOMC待ちEMA全下、RSI低迷、MACDヒストグラム縮小

次章では、この流れを踏まえて「テクニカル指標からの詳細分析」を行ってくよ

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第4章:テクニカル的な振り返り(H4チャートで読み解く今週の相場)

今週(6/15〜6/21)のビットコインは、価格面では105k→103k台への下落トレンドだったけど、テクニカル指標を通して見ると「一瞬の強気」と「続く迷い」が混在する相場だったことがわかる。

以下、H4(4時間足)チャートに出ているEMA(移動平均線)・MACD・RSI・出来高を中心に詳しく分析していこう。


H4チャート

EMA(移動平均線)分析:短期反発は限定的、下に抜けたまま

チャートに表示されている3本のEMA(赤=25EMA、黄=50EMA、青=200EMA)から見ると、

  • 週初〜週中(6/15〜6/18)にはEMA25、75をローソク足が一時的に上抜ける強気転換の兆し
  • しかし6/19〜6/20の下落で、EMA200を一気に下抜けてからは価格がそれ以下で推移。
  • 現在(6/21時点)では、3本ともすべて価格の上にある状態

要点

  • 「価格 < 全てのEMA」=明確な弱気の形
  • EMA群がレジスタンス化しており、戻り売りを誘いやすい状態

MACD分析:一時改善も、再び弱気サインに

  • 6/15直後はMACDヒストグラム(棒グラフ)が徐々に縮小 → これは「下げ止まり」のサイン。
  • しかしその後、6/20の急落でMACDラインとシグナルラインの再乖離=デッドクロス拡大
  • 6/21時点では、再びヒストグラムが小さくなり始めており、トレンド終了or転換の兆しも少しある。

要点

  • 今は「弱気トレンドの終わりかけ」か、「一時休憩」のどちらか。
  • 短期ではまだ買いに転じるほどの強さは出ていない。

RSI分析:一貫して弱気ゾーン、40台で推移

  • RSI(相対力指数)は、6/15〜6/18にかけて50を回復した動きが見られたが、
  • 6/20の下落後は、RSIが急低下し、40〜45のゾーンで横ばいに。
  • この40台は「売られすぎではないが、明らかに弱気」という水準。

要点

  • RSIが50を上回らない限り、買い優勢には転じにくい
  • 今は「売られすぎ寸前で踏ん張っている」状態。

出来高(Volume):急落時にだけ膨らむ“典型的な恐怖売り”

  • 出来高のピークは6/20の大陰線。これは清算やストップ狩りによる一時的な売り圧力
  • それ以外の時間帯では出来高が徐々に減少しており、「売りたい人は売った後」という印象。

要点

  • 出来高が少ないときの反発は信用されにくく、次の大きな方向性は「出来高増のタイミング」で決まる

総括:テクニカルは“戻り待ち”の地合い、反転には材料不足

指標状況コメント
EMA全てのEMAの下で推移弱気継続、戻り売り入りやすい
MACD弱気→やや収束中トレンド変化の兆しかも(要継続観察)
RSI一貫して50未満(弱気)売られすぎ手前。買い支えもまだ弱い
出来高急落時に膨らみ → 以降減少清算済み、材料待ちのフェーズ

次はこの「テクニカル構造」と市場心理をリンクさせて、SNS・投資家心理編(第5章)に進むよ

第5章:SNS・世間の空気感や投資家の心理(6月15日〜6月21日)

今週のビットコイン相場は、チャート上では明確なトレンドの方向感に乏しい“様子見相場”だったけど、SNSやコミュニティでは「期待」と「不安」が入り混じる空気が広がっていた。
特に、X(旧Twitter)・Reddit・オンチェーンの反応からは、投資家心理の“揺れ”が見て取れる1週間だったよ。


X(Twitter):「ETFネタ」でバズりつつも、冷静な視点も浮上

  • 今週最も拡散された話題は、やはりTrump MediaのBTC/ETH ETF申請
    • 「トランプ=ビットコインの味方」的なポジティブな捉え方で拡散された。
  • また、BlackRockやFidelityのETF資金流入に関するスクショ・グラフも多くシェアされ、
    • 「価格は下がってるのにETFに金は入ってる」という“乖離の謎”が話題に。

キーワード:「#TrumpETF」「#BitcoinIsBack」「#ETFflows」「#GoxDump警戒」などが急上昇。


Reddit:「鯨の動きに警戒感」「次の暴落に備えよ」モード

  • r/CryptoCurrencyやr/Bitcoinなどでは、大口アドレス(鯨)の出入りを警戒する投稿が多発
    • 特に6/20の下落直後、「どこかが大きく売って逃げた」「ETFの影で売り抜けしてるかも」といった疑心暗鬼ムードが強まる。
  • FOMC前の“横ばい”についても、「これは嵐の前の静けさでは?」という声が目立った。

ユーザー心理:「売り圧は終わった? or まだこれから?」という2極化した不安と楽観が共存


オンチェーンデータ:「アクティブアドレスは増加」「短期勢の投げが加速」

  • 6月20日、ビットコインの送金トランザクション数が急増(前日比+20%)
  • CoinGlassやCryptoQuantのデータによると、短期保有アドレス(~1ヶ月)が急激に減少=ロスカットor損切りが発生
  • 一方、長期保有アドレスの移動は限定的で、「HODL勢は静観中」の様子。

傾向まとめ:

  • 「短期トレーダー:やや悲観」
  • 「長期保有層:様子見(動かず)」
  • 「オンチェーン全体:まだ投げきった感はない」

Fear & Greed指数:「Greed」ゾーンのわりに、体感は冷え気味

  • 今週のFear & Greed Indexは70前後(Greed=やや強気)を推移。
  • ただしSNS上の“体感温度”はもっと冷静で、「Greedゾーンなのに誰も強気発言してないじゃん?」という声も。

このズレは、「期待感はあるけど動けない」=材料待ち状態の市場心理をよく表している。


心理面の総括

感情・行動傾向
短期トレーダー投げ売り→静観モードへ
長期保有層様子見、ほとんど動いてない
X(Twitter)ETF好材料で盛り上がりつつも冷静
Redditコミュニティ鯨や暴落への疑心暗鬼
全体の雰囲気「静かな緊張感」が広がる週

続く第6章では、こうした心理の背景を踏まえて「来週に向けての注目ポイント」をまとめていくよ。

第6章:来週に向けての注目ポイント・備えたいこと(6月22日〜6月28日)

今週の相場は、「イベントで上下に振れたあと静かに落ち着いた」という印象だったけど、来週は再び“波が立ちそうな週”になりそう。
とくに、経済指標と政治・ETF関連の動向がカギになるから、事前にしっかりチェックして備えておこう。


① FOMC後の発言ラッシュと金利政策の影響

  • 今週はFOMC明け直後で材料がやや出尽くしだったが、来週はパウエル議長の追加発言や米指標(PCE物価指数)などが控えている
  • インフレ鈍化の流れが続けば、「利下げ観測」が強まりBTCにとって追い風になる可能性も。

注目イベント:

  • 6/26(水):米耐久財受注
  • 6/28(金):米PCEデフレーター(FRBが重視するインフレ指標)

ポイント:経済指標が予想を下回れば「リスク資産買い」再燃も。逆に上振れならBTCに逆風。


② ETF関連の進展とSECの動き

  • Trump MediaのETF申請が通るかどうかは未定だが、SECがETF関連に寛容か否かを見極めるうえで、他ETFの進行状況にも注目
  • 特にARKやBlackRockのETH ETF承認判断のスケジュールが近づいており、これが再び市場を動かす可能性あり。

検討材料:

  • SECコメント
  • 流入額の継続性
  • SNS・報道の温度感

③ 地政学リスクの続報(中東・ウクライナなど)

  • 今週急落の一因となったイスラエル情勢。来週も突発的ニュースで市場が敏感に反応する可能性がある
  • リスクヘッジとしての買いが入るか、それとも売り圧になるかは状況次第。

ポイント:ニュースのスピードに注意。特に土日やNY時間外の時間帯に突発下落リスクあり。


④ テクニカル的には“反転or下抜け”の瀬戸際

  • 現在のBTC価格(103,500前後)は、102,000ドルの短期サポートをギリギリ維持している状態
  • この水準を下抜けると、次の節目は100,000ドルが意識される展開に。

テクニカル注目点:

  • RSIが再び40割れ → 弱気加速のサイン
  • MACDがクロス → 反発タイミングの判断材料に
  • EMA25〜200の収束具合 → トレンド転換のヒントに

⑤ マーケット心理と動向

  • Fear & Greed指数は「Greed」にいるが、実感としては「買いたくても買えない」慎重な空気が強い。
  • この心理はFOMC明けの方向感次第でガラッと変わる可能性も。

来週は「動けない=リスク」ではなく、「動くことこそリスク」になりかねない週かも。


次回(6/22〜28)の戦略ヒントまとめ:

シナリオ対応戦略(例)
経済指標が弱気 → BTC上昇短期反発狙い、EMA50抜け狙い
経済指標が強気 → BTC下落102k割れでロスカット警戒
地政学ニュースで急変動即応できるアラート設定+余力確保
材料出ずレンジ継続スキャルピング/ポジション調整

このあとは最終章「まとめ」へと進むよ。

第7章:今週のまとめ(6月15日〜6月21日)

今週のビットコインは、「ETFへの期待」「中東の緊張」「チャートの不安定さ」が複雑に交差した、“迷いと静寂”が共存する1週間だった。


相場の一言まとめ:

「ETFに沸き、中東に冷やされ、テクニカルに縛られた相場」


振り返りポイントを整理すると…

価格動向:

  • 高値:109,000ドル(6/17)
  • 安値:102,952ドル(6/20)
  • 終値:103,591ドル(6/21)
  • 週を通じて約5.5%の下落、短期的な調整局面入り

ファンダ要因:

  • Trump MediaによるBTC/ETH ETF申請報道が話題沸騰
  • ETF市場への資金流入は継続(IBITなど)
  • 中東の地政学リスクが再燃し、相場を冷やす結果に

テクニカル分析:

  • EMA群はすべて価格の上=「弱気構造」
  • MACDはデッドクロス継続中だが、収束の兆しも
  • RSIは常時50未満、40前後で推移中

市場心理:

  • SNSでは期待(ETF)と不安(地政学)が交錯
  • Redditでは「まだ下がるのでは?」という声も
  • Fear & Greed Indexは“Greed”だが、実感は“様子見”

来週に備えるなら:

  • FOMC後の経済指標に最大注目(特に6/28のPCE)
  • ETF進展ニュースやSECの動きもチェック
  • 102,000ドルを下抜けるか維持できるかが分水嶺
  • テクニカル指標と出来高の変化を細かく観察する週に

編集後記:週の最後にひとこと

今週のBTCは、一見すると“静かな値動き”に見えたかもしれないけど、その裏では多くの心理戦が繰り広げられていたよね。
ETFの光が見える中、マクロ経済や地政学の影が落ちてくる——。
でもその中でも、価格が一気に崩れなかったこと自体、BTCの“底堅さ”を象徴しているようにも感じた週だったなと思います。

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