1. はじめに|手数料は取引所選びの大事なポイント
仮想通貨を買うときに意外と見落としがちなのが「手数料」です。
たとえ1回あたりは数十円〜数百円でも、積み重なると大きな差になります。
特に初心者が注意したいのは「販売所」と「取引所」で手数料の仕組みがまったく違うこと。
- 販売所:ボタンひとつで買えるけど、スプレッド(実質的な手数料)が広くて割高になりやすい
- 取引所:ユーザー同士の売買だから、手数料はほぼゼロに近い
僕自身、最初は販売所で気軽に買って「え、こんなに差があるの?」と驚いたことがあります。
結論から言うと → bitbankは“取引所メイン”で使えば、手数料を抑えやすい取引所です。
この記事では、bitbankの手数料を「入金・出金・取引・販売所」の4つに分けてわかりやすく整理していきます。
2. bitbankの手数料一覧(最新情報)
こちらは2025年8月時点の情報をもとにした、最新の手数料一覧です。bitbankの公式サイトで公開されている正確なデータをもとにまとめています。
取引所(板取引)の手数料とは?
bitbankの大きな特徴は「取引所形式」での売買ができること。ここでは「メイカー」「テイカー」という2種類の手数料が設定されています。
- メイカー(Maker)
→ 新しく注文を出して板(取引所の注文表)に並べる人のこと。
例:いまの価格より少し安く「買い注文」を出す、または少し高く「売り注文」を出す場合。
bitbankではメイカーだと −0.02% の手数料=取引が成立すると逆に報酬がもらえる仕組みになっています。 - テイカー(Taker)
→ すでに板に並んでいる注文をそのまま買ったり売ったりする人のこと。
例:いま表示されている売り板・買い板にすぐ注文をぶつける場合。
bitbankではテイカーだと 0.12% の手数料がかかります。
ポイント
- 「すぐに買いたい/売りたい」→テイカー(少しコスト高)
- 「安く買いたい/高く売りたいと板に並べる」→メイカー(報酬がもらえることも)
つまり、少し待てる人ほどお得になるのがbitbankの手数料設計です。
種類 | 手数料内訳 |
---|---|
日本円入金 | 無料(銀行振込手数料は利用者負担) |
日本円出金 | 3万円未満:550円 3万円以上:770円 |
仮想通貨入金 | 無料(全銘柄共通) |
仮想通貨出金 | 銘柄ごとに手数料が異なる(例:BTC 0.0006 BTC、ETH 0.005 ETH、XRP 0.1 XRPなど) |
取引所(板取引)手数料 | メイカー:−0.02%(マイナス手数料、報酬として受け取れる) テイカー:0.12% |
販売所手数料 | 表示上は無料だが、スプレッド(買値と売値の差)が実質的なコストとなる |
ポイントで読む
- 入金無料:銀行振込の手数料のみ自己負担なので、振込元銀行によってコストに差が出ます。
- 出金コスト:まとまった金額で出金するほどコスパが良い設計です。
- 仮想通貨出金:銘柄によって大きく異なるため、送金時に注意が必要。
- 取引手数料の特徴:板取引(取引所)を使えば、メイカーなら逆に報酬がもらえます。これは業界でも珍しく、取引頻度が多い人には大きなメリット。
- 販売所との違い:お手軽だけど実質コストがかさみやすい販売所より、取引所での取引がお得です。
3. 取引所形式と販売所形式の違い
bitbankでは「取引所」と「販売所」の両方で仮想通貨を売買できます。
でも、この2つは仕組みも手数料もまったく違うんです。
取引所形式(板取引)
- ユーザー同士で売買する仕組み
- 手数料は メイカー −0.02%/テイカー 0.12%
- 実質的にほとんどコストがかからない(メイカーなら報酬あり)
👉 つまり、「なるべく安く買いたい」「できるだけ高く売りたい」と考える人に有利です。
販売所形式
- 運営(bitbank)と売買する仕組み
- 表示上は「手数料無料」だけど、スプレッド(買値と売値の差)が実質的なコスト
- スプレッドは数%と広めなので、頻繁に売買すると割高になりやすい
👉 ボタン一つでサクッと買える手軽さは魅力ですが、コストを考えると長期投資には不向き。
違いをイメージすると…
- 取引所=フリーマーケット(参加者同士で売買するから価格が安い)
- 販売所=コンビニ(いつでも買えるけど割高)
僕の体験談
最初は「販売所でいいじゃん」と思って数千円分を買ったんですが、後でスプレッドを見て「え、これだけで数百円違うの?」とびっくりしました。
はじめて買う場合は販売所がわかりやすくていいかと思います。
4. bitbankの取引手数料は安い?他社と比較
bitbankの取引所(板取引)での手数料は、業界でもかなり特徴的です。ここでは他の国内取引所と比較しつつ、そのメリットと留意点を整理していきます。
手数料の比較表(取引所形式)
取引所名 | Maker(指値) | Taker(成行) |
---|---|---|
bitbank | −0.02 %(報酬あり) | 0.12 % |
GMOコイン | −0.01 % または −0.03 % | 0.05 % または 0.09 % |
Coincheck | 無料 | 無料 |
bitFlyer | 約 0.01~0.15 % | 約 0.01~0.15 % |
SBI VC トレード | −0.01 % | ※詳細不明、比較的安価な設定 |
ポイント
- bitbankの特長は Makerで報酬がもらえる(マイナス手数料) ところ。他社ではMaker手数料が0または少額のマイナスにとどまります。
- 一方、Taker手数料は少し高めの0.12 %なので、成行取引が中心だと割高になる可能性もあります。
言葉の補足:「Maker」「Taker」とは?
- Maker(メイカー):板に自分の注文(指値)を並べて、流動性を提供する人。
→ bitbankでは取引成立時に −0.02 % の手数料がもらえる仕組みです(報酬)。 - Taker(テイカー):すでに存在する板の注文とマッチさせる人。
→ 即時取引ができる便利さがあるが、手数料は 0.12 % かかります。
初心者の方には「少し待って良い価格で指値注文 → Maker」「すぐに約定したい → Taker」と覚えておくとわかりやすいです。
bitbankの特徴まとめ
- Makerで取引すると報酬がもらえ、取引コストを抑えられる仕組みが非常に魅力的です。
→ 積立や中長期トレードするユーザーには非常に有利な設定です。 - 一方、成行取引だと0.12 %の手数料がかかるため、頻繁に売買する人や初心者には少し割高に感じる場合もあります。
5. 入出金に関する注意点
取引所の手数料は取引だけでなく、「入金」と「出金」にもかかります。
bitbankを使っていて気づいた、入出金まわりで初心者が知っておいた方がいいポイントを整理しました。
日本円の入金
- 銀行振込のみ対応(クイック入金やコンビニ入金はなし)
- bitbankにお金を入れるときは、指定の銀行口座へ振込をします。
- 入金手数料は無料ですが、振込手数料はユーザー負担。銀行によって330円〜数百円かかるので注意。
振込元の銀行をうまく選べばコストを下げられます。
日本円の出金
- 3万円未満:550円
- 3万円以上:770円
- 日本円の出金は原則即時処理(土日祝も含む)で、申請後すぐに振込手続きが行われます。ただし、受取銀行の処理状況によっては、着金が翌営業日になる場合もあります。
出金はなるべくまとめて行うとコストが抑えられます。
仮想通貨の入金
- 全銘柄無料
- ただし、ネットワークの混雑状況によって反映に時間がかかることがあります。
仮想通貨の出金
- 各銘柄ごとに手数料が設定されています。
例:BTC 0.0006 BTC、ETH 0.005 ETH、XRP 0.1 XRP など - 頻繁に少額を出金すると手数料負担が大きくなるので、ある程度まとめて出金するのがおすすめ。
僕の体験談
- 日本円の入金は、即日反映したのでスムーズでした。
- 出金は午後に申請すると翌営業日の朝に着金することが多かったです。
- 少額のBTCを出金したとき、「0.0006 BTCって意外と高いな…」と感じたので、今はまとめて出金するようにしています。
まとめ
- 入金は銀行振込のみ/手数料は銀行側の負担
- 出金は金額に応じて550円 or 770円/平日対応
- 仮想通貨の入金は無料/出金は銘柄ごとにコストあり
頻繁に入出金すると手数料負担が大きくなるので、基本は「まとめて入金・まとめて出金」を心がけると効率的です。
6. bitbankの評判・口コミまとめ
bitbankを実際に使っている人の声をSNSやレビューからまとめました。良い点・悪い点を両方知っておくと、口座開設の参考になります。
良い評判
- 手数料が安い
「取引所で買えば手数料が低水準に設定されている。板取引に慣れれば手数料が安い」 - アプリが使いやすい
「bitbankのスマホアプリは直感的でわかりやすい。チャートや板の表示もシンプルで初心者でも迷わなかった」 - セキュリティ体制が充実している
「二段階認証や出金時のセキュリティがしっかりしていて、安心して使える」
悪い評判
- 販売所は割高
「販売所で買ったら思ったよりスプレッドが広くて損した気分…。慣れれば取引所一択」
口コミからわかること
bitbankは「取引所メインで使えば手数料を抑えやすい」という評価が多く、
手数料・アプリの使いやすさ・セキュリティに満足している声が多いです。
一方で「販売所は割高」といったデメリットも指摘されています。
→ 総合すると「長期投資や現物取引をする人に特に向いている取引所」と言えます。
実際に使ってみたい方は、公式サイトから無料で口座開設できます。
7. 実際に使ってみて感じたこと
ここからは、僕自身がbitbankを使ってみて「良かったこと」と「ちょっと気になったこと」を正直に書いていきます。
良かったこと
- 取引所で買うと本当に手数料が安い
初めて1,000円分のビットコインを買ったとき、手数料がほぼゼロで済んで「え、こんなに安いの?」と驚きました。 - アプリが直感的でわかりやすい
チャートや板の画面がシンプルで、最初でも迷わず注文できました。初心者がつまずきやすい「どこで買うの?」という部分もスムーズ。 - 出金が安心できる
出金には必ず二段階認証が必要で、「もし不正ログインされても簡単には出金できないな」と安心できました。
気になったこと
- 販売所で買うと割高感がある
最初に気軽に販売所で買ったら、後から「取引所で買えば数百円は安く済んだのに…」とショックを受けました。初心者はここに注意。 - 出金のタイミングが限られる
平日昼に申請すれば当日中に届きましたが、夜や休日に出金申請すると翌営業日になることが多かったです。すぐに使いたいときは不便かも。
まとめ
僕が実際に使ってみて感じたことは口コミとほぼ同じでした。
総合的に見ると、bitbankは「取引所メインで使う」ならコストを抑えられて安心できる取引所だと感じました。
販売所だけで使うのはもったいないですが、取引所を中心にすれば手数料の安さとセキュリティの安心感が両立できます。
8. まとめ|bitbankは“取引所メイン”で使えばコストを抑えられる
ここまでbitbankの手数料について整理してきました。
改めてポイントをまとめると
- 日本円入金は無料(銀行振込手数料のみ利用者負担)
- 日本円出金は550円/770円とシンプル
- 仮想通貨入金は無料、出金は銘柄ごとに手数料あり
- 取引所手数料はMaker −0.02%/Taker 0.12%
→ Maker取引なら手数料が戻ってくる珍しい仕組み - 販売所はスプレッドが広いので割高になりやすい
つまり、取引所(板取引)をメインに使えば、bitbankは国内でもコストを抑えられて仮想通貨を取引できるという結論です。
僕自身も最初は販売所で割高に買ってしまった経験がありますが、それ以来は取引所で指値注文を中心に利用。結果的に「国内ならbitbankが一番コスパがいい」と感じています。
もちろん、短期売買や即時取引をメインにする人には販売所の手軽さもありですが、長期で積立や現物取引をしたい人にはbitbankが特におすすめです。
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